ノウハウ
ゆったりとした時間が流れる自然光の入る
ベッドルームのインテリア





心も身体もやすらぐ
「ベッドルーム」
天窓からの柔らかい光で目覚める休日の朝……寝室からつながるパウダーコーナーで、優雅に朝の身支度……。今回は、そんな憧れを叶えるベッドルームをご紹介します。
上の写真の空間では、小屋裏を活かしたダイナミックな勾配天井や天井までの大きな窓、そして天窓が、ベッドルームをリゾートのような特別な空間として演出しています。
ベッドルームに隣接して、夫婦それぞれの専用コーナーや、二人でゆっくりと過ごせるセカンドリビングを設けると、就寝前のひとときを楽しむことができます。
暮らしの質にも大きく関わる睡眠。眠る前から目覚めた後まで、心地よく過ごすための工夫を考えていきましょう。

ご主人も奥様も大満足な
「+αスペース」
欲しいと思う自分専用スペースについて30歳以上の男女にアンケートをとったところ、男性は個室志向が強く、女性は過半数がコーナーで良いと答えました。
また、就寝前の行動も人によって異なります。

たとえば、ご主人専用のスペースはベッドルームから直接見えない位置に作り、適度にこもれる書斎空間に。読書やパソコン、趣味などを邪魔されずに楽しめます。
奥様専用のスペースは寝室とゆるやかにつながるクローゼット兼パウダーコーナーに。就寝前にはゆったりとスキンケアができ、朝はメイクも着替えも素早く一箇所でできる便利なスペースです。
欲しいと思う自分専用スペースについて30歳以上の男女にアンケートをとったところ、男性は個室志向が強く、女性は過半数がコーナーで良いと答えました。
また、就寝前の行動も人によって異なります。
たとえば、ご主人専用のスペースはベッドルームから直接見えない位置に作り、適度にこもれる書斎空間に。読書やパソコン、趣味などを邪魔されずに楽しめます。
奥様専用のスペースは寝室とゆるやかにつながるクローゼット兼パウダーコーナーに。就寝前にはゆったりとスキンケアができ、朝はメイクも着替えも素早く一箇所でできる便利なスペースです。

背面を一面書棚にした書斎。趣味のコレクションなども飾ることができます。勾配天井と小窓が適度なこもり感を演出します。

あえて扉をなくしたオープンなクローゼットなら、一目でワードローブを見渡せるので毎朝の身支度が楽しくなります。

勾配天井を活かした
「ロフト」
勾配天井を活かして、ロフトを計画するのもオススメです。季節ものの衣類や普段使わない小物などはロフトに収納しておくことで、普段の生活エリアがすっきりと片付きます。
たとえば、上記のパウダーコーナーのオープンクローゼットには季節に合ったものだけ収納するようにしておけば、見た目にも美しく、毎日のコーディネートもしやすくなります。

夜をゆっくり楽しむための
「セカンドリビング」
夫婦ふたりで使う空間として、セカンドリビングをベッドルームの隣に配置するのもオススメ。家族やお客様と過ごすフォーマルなリビングと異なり、就寝前のひとときを楽しむためのプライベートな空間です。上の写真の空間では、床の高さを一段下げたピットリビングにして、包まれるような安心感を演出しました。カーペットやソファ、クッションなどのファブリックは肌触りの柔らかいものを。色味は、落ち着きのあるトーンでまとめることで、就寝前のくつろぎにぴったりのインテリアになります。

ベッドルームの一角に、ソファとサイドテーブルを置くだけでも、夫婦でお酒や会話を楽しめるコーナーになります。照明や小物にもこだわって、お気に入りのスペースを作りましょう。
夫婦ふたりで使う空間として、セカンドリビングをベッドルームの隣に配置するのもオススメ。家族やお客様と過ごすフォーマルなリビングと異なり、就寝前のひとときを楽しむためのプライベートな空間です。上の写真の空間では、床の高さを一段下げたピットリビングにして、包まれるような安心感を演出しました。カーペットやソファ、クッションなどのファブリックは肌触りの柔らかいものを。色味は、落ち着きのあるトーンでまとめることで、就寝前のくつろぎにぴったりのインテリアになります。
ベッドルームの一角に、ソファとサイドテーブルを置くだけでも、夫婦でお酒や会話を楽しめるコーナーになります。照明や小物にもこだわって、お気に入りのスペースを作りましょう。

朝の目覚めと
夜のくつろぎのための
「光の計画」
冒頭のアンケートにもあるように、起床時に自然光を感じたいという方は多いのですが、一方で直射日光だとまぶしすぎるため、光の入り方には工夫が必要です。できれば窓は北側に設けるとよいでしょう。東や南に窓がある場合は、ベッドの位置を工夫して直射日光が目に入らないようにします。

就寝前は明るすぎると寝つきが悪くなることも。体が眠る準備をするのを邪魔しないように、灯りの計画に配慮しましょう。間接照明を用いて壁や天井に光を回すことで、ほんのりとした柔らかい明るさを実現できます。
一方、書斎やパウダーコーナーには手元を照らす灯りが必要です。スポットライトを計画したり、スタンドライトを置けるようにコンセントを用意するなど、使うときに不便がないように計画するとよいでしょう。
寝る前のひとときも翌朝の身支度も、心地よく過ごせる寝室のご紹介です。
寝る前にしたいことや専用スペースへのニーズに応じた空間を計画しましょう。
大容量の収納空間があることで、普段の生活をする空間が美しく片付きます。
就寝前に夫婦でくつろぐための空間は、色味を抑えて落ち着いたインテリアに。
朝も夜も、気持ち良く過ごすためには光の計画がとても大切です。



積水ハウス
一級建築士/インテリアコーディネーター/住福祉環境コーディネーター
入社以来、主に戸建住宅の設計や展示場の計画に携わっています。
住まいは暮らしの基本となる場所。生活者としての視点を大切にして、日々、住まいづくりに取り組んでいます。
