子育て
5月の空は驚きがいっぱい!
子どもたちのそら教室・春編

5月の空と言えば、さわやかな「五月晴れ」のイメージがある一方春の嵐である「メイストーム」が起こることもあり実は、目が離せない存在です。
親子でこの季節の空を観察したり、知識を深めたりすることは自然の不思議を、発見に変えるチャンス。
5月にまつわる天気の言葉や春特有の空の現象を学んで子どもの知的好奇心を育ててみませんか。
「五月晴れ」に「五月雨」。この言葉、実は……!?
五月晴れ、五月雨、皐月空(さつきぞら)……。「五月」と天気を結びつけた言葉はたくさんありますよね。実はこれら、“今の” 5月のことを指した言葉では無く、旧暦の5月、つまり梅雨入りから梅雨最中の季節の言葉なのです。そのため、「五月雨」は今の5月の雨ではなく、旧暦の5月である梅雨のこと。「皐月空(さつきぞら)」も、梅雨の空模様のことを指す言葉です。「五月晴れ」に関しては、梅雨の晴れ間のことを指していましたが、今ではさわやかな晴天を指す言葉として広く使われています。「5月」をキーワードに、親子で言葉の知識を増やすのも楽しいかもしれませんね。ところで、”今の” 5月の「五月晴れ」の日は、空が少し白っぽく見えることがあります。これは、気温が高くなるため大気中の水蒸気量が増加することに加え、ちりやほこりが空に浮かんでいるから。そして、「春がすみ」の可能性もあります。
「春がすみ」の正体は?
春の空が、他の季節と異なる一番の特徴が「春がすみ」。春がすみとは、空がぼんやりとかすんでいて、遠くがはっきりと見えない現象のことを言います。空気中にさまざまな細かい粒子が浮かぶことが原因です。何の粒子が浮かんでいるのでしょうか。主な粒子のひとつ目は、花粉です。2~5月にかけてスギやヒノキの花粉量が多くなることが影響しています。ふたつ目は、黄砂です。中国大陸にある砂漠の砂が低気圧の強風によって大気中に舞い上げられ、上空の偏西風によって日本に運ばれてくるのが、黄砂。高気圧の影響で風も弱く雪に覆われている冬、砂漠の植物が育ってくる夏以降にはあまり起こりませんが、春は、低気圧が発達して強風を起こし砂が巻き上げられるため、最も多く観測されます。空がかすんでいる日には、子どもと一緒に花粉や黄砂の情報を確かめてみるのもいいですね。黄砂が飛来している日は、外に停めた車などに積もる黄砂を観察して「この砂は遠くの砂漠からやって来たんだね」と話をすることで、壮大な空の動きを実感できるかもしれません。
メイストームにご用心!
春の嵐といえば、「春一番」。立春(2月4日)から春分(3月21日)の間に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のことを言いますが、「一番」と言うからには、二番も三番もその次もあり、5月にも引き続き春の嵐は起こっています。それが「メイストーム」と言われるものです。メイストームとは、前線を伴った低気圧が日本を横断していく際に、強風だけではなく、雷、突風、竜巻、短時間の豪雨などを引き起こす危険性がある春の嵐のことを言います。メイストームが起こらなくても、冬と夏のあいだの季節であるこの時期は、地面が日射で徐々に暖められてくるけれど上空には寒気がまだ残っているというアンバランスな状態なので、大気が不安定になりやすく注意が必要です。空の高いところに魚のウロコのような雲がポコポコとできはじめてきたら、半日から一日後に悪天候がやってくることがあるので、注意してみましょう。
【記事監修】昆虫科学研究センターISRC 渡部 宏さん
博士(農学)・気象予報士。3才でカマキリと出会い、カマキリ博士になりたいという夢を追いかけ、カマキリの研究で農学博士号を取得。自然への興味が高じて気象予報士の資格も取得。現在「昆⾍や⾃然を通じて⽣活や教育に役⽴て、⽣きる⼒を⾝につけるきっかけ作り」を⽬的に、子どもから大人まで幅広い世代に向けた昆⾍教室や講演会を開催しています。
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