子育て
子育ても、人生も、二人三脚で。
夫婦力アップメソッド

ふたりきりでゆっくりと話せる時間が減ったり、頑張るあまりに心に余裕がなくなったり。夫婦仲良くが理想、とは理解していても、子育て期には互いにストレスを感じてしまうことが多いのも事実。
そんな「夫婦」について教えてくださるのは、父親の育児参加を応援するファザーリング・ジャパン関西さん。
夫婦仲良くいることは、子どもにとってもいい影響があるようですよ!
夫婦で育児をすることで、子どもたちが学べることって?
夫婦ふたりで育児をする。そのメリットは食事や入浴、着替えのサポート、送り迎えといった負担を分けあえるだけではありません。たとえば、子どもの思考の柔軟性や社会性の向上に役立つというのも、そのひとつ。ママとパパでは価値観も、叱り方も、遊び方も異なります。そんな性格の異なる大人と等しく関わることは、人の多様性を知る第一歩に。また、ママとパパが話し合ったり、協力したりする姿を目にすることで、社会性を育む機会にもなります。
意見の違いを恐れないで。

「言いたいことを我慢して夫婦関係が冷え切るよりは、喧嘩をする方がいい」と考えるのも、夫婦円満のヒントになるかもしれません。価値観の異なるふたりが同じ家で暮らすのが夫婦ですから、長く暮らせば暮らすほど、どうしても言わなければいけないことも出てきます。そんなときには、ぶつかり合うことを恐れずに。これからもともに過ごしていこうという気持ちをしっかりと持ち、自分の思いを伝えましょう。もしも子どもの前で喧嘩をしてしまったら、まず子どもに心配ないことを伝えた上で、きちんと仲直りするところまでを見せてあげるのがポイントです。
喧嘩をするときは、上手にしましょう。
どうしても意見が食い違ったとき、止むを得ず喧嘩をしなければいけなくなったとき。そんなときには時間を味方につけてみるのもおすすめです。必ずどちらかの意見に決着させようと話し合うのは労力が必要ですし、意見が通らなかった方に不満が残ってしまうことも。だからどうしても白黒をつけなければいけない問題以外は、互いの思いを伝え合って、一度判断を保留。時間を置き、冷静になって考えてみれば、互いに歩み寄れるポイントが意外と見つかったりするものですよ。
たまには夫婦ふたりの時間を。

忙しい日常の中では、意識をしないと夫婦ふたりで向き合う時間がどんどん減っていってしまいます。だからこそ、少し無理をしてでもランチに行ったり、夜にのんびりとお茶を楽しんだり。そして互いを労い、他愛もない話をすることで、信頼関係を育んでいきましょう。
一緒に育児をする、上手に喧嘩をする、そしてときにはふたりだけの時間を持つ。
ともに生きると誓ったふたりですから、どうか末長くお幸せに!
【記事監修】NPO法人ファザーリング・ジャパン関西(FJK)
2010年5月、NPO法人ファザーリング・ジャパンの関西支部として誕生。「『父親の子育てに高い価値』を生み出すこと」をミッションに、子育てに関する情報の発信やイベントの開催を行っています。
いい関係でいられるための、
ふたりの理想の距離感を。
「いつも一緒に過ごしたい」「ゆるやかにつながっていたい」「ふたりそれぞれの時間がほしい」。「理想の距離感」は夫婦それぞれに違い、朝、昼、晩、平日、週末など、同じ暮らしの中でも変わっていきます。そして、夫婦がいつまでもいい関係でいられるためには、そんな理想の距離感を住まいづくりに取り入れるのがおすすめ。たとえば、寝室はふたりのベッドスペースをゆるやかに仕切り、互いの気配がわかるくらいの距離感にしたり、空間を活かして小さくてもそれぞれのマイスペースを設けたり。互いの距離を考えた間取りにすることで、暮らしも、ふたりの関係も、もっと素敵にしていきませんか?
