インテリア

家族みんなでくつろぐ掘りごたつのある和室

冬場の集まりに大活躍するのが「掘りごたつ」。これからますます寒さも厳しくなってきますが、家族やお客様とこたつを囲んでぽかぽか暖まるだんらんの時間もいいものです。

みんなが集まる
和室のしつらえ。

和室を設けない住まいも増えていますが、冬はやっぱりこたつが恋しくなる方も多いのではないでしょうか。こたつがあると、自然と家族が集まり、団らんの場になります。掘りごたつにすると、足を下ろすことができるので、楽な姿勢でくつろげます。

ふつうのこたつに比べて、大人数で使う際に足がぶつかりにくい、という利点もあります。

和室を設けない住まいも増えていますが、冬はやっぱりこたつが恋しくなる方も多いのではないでしょうか。こたつがあると、自然と家族が集まり、団らんの場になります。掘りごたつにすると、足を下ろすことができるので、楽な姿勢でくつろげます。
ふつうのこたつに比べて、大人数で使う際に足がぶつかりにくい、という利点もあります。

掘りごたつの掘り込み深さは、椅子の座面の高さである40cm前後が座りやすくおすすめ。掘り込んだ足元は冬場冷えやすいので、暖房機能をつけましょう。こたつ布団をかけると、より保温性が高まります。部屋を客室として使う際などに便利な、座卓を収納して畳面をフラットにできる昇降タイプもあります。

こたつのルーツを探ると、室町時代にさかのぼります。囲炉裏の上に木枠を組んで櫓(やぐら)をのせたのがはじまりで、これが元祖「掘りごたつ」といわれています。
現在のような形の掘りごたつは、日本を愛好したイギリスの陶芸家が発明したという説も。意外に国際的な人気者だったのかもしれませんね。

掘りごたつの掘り込み深さは、椅子の座面の高さである40cm前後が座りやすくおすすめ。掘り込んだ足元は冬場冷えやすいので、暖房機能をつけましょう。こたつ布団をかけると、より保温性が高まります。部屋を客室として使う際などに便利な、座卓を収納して畳面をフラットにできる昇降タイプもあります。

こたつのルーツを探ると、室町時代にさかのぼります。囲炉裏の上に木枠を組んで櫓(やぐら)をのせたのがはじまりで、これが元祖「掘りごたつ」といわれています。
現在のような形の掘りごたつは、日本を愛好したイギリスの陶芸家が発明したという説も。意外に国際的な人気者だったのかもしれませんね。

和室の窓の考え方。

床に座って過ごす空間では窓の高さが重要。
座ったときに視線が抜けるよう、掃き出し窓(※1)や肘掛け窓(※2)を検討しましょう。
人の視線は通常やや下向きなので、地窓を計画すると視線が抜けて開放感が生まれます。
縁側やデッキなどを計画し、室内との連続感を持たせると、奥行きが感じられ空間を広く見せる効果があります。

※1 掃き出し窓 …窓の下枠と床面の高さがそろっている窓のこと。 ※2 肘掛窓 …掃き出し窓に対し、床から約36~45cm程度立の立ち上がりを設けた窓のこと。床に座ったときに肘がかけられるほどの高さの窓。

雪見障子や地窓など、低い位置の風景をとりこむことで和室らしい外とのつながりを演出できます。

雪見障子や地窓など、低い位置の風景をとりこむことで和室らしい外とのつながりを演出できます。

畳の特徴。

畳は、夏は涼しく冬は温かみを感じられ、適度なクッション性もあるので床座に適しています。
縁(へり)のない畳を敷くことで、すっきりモダンな雰囲

畳は、夏は涼しく冬は温かみを感じられ、適度なクッション性もあるので床座に適しています。
縁(へり)のない畳を敷くことで、すっきりモダンな雰囲気を演出することができます。

気を演出することができます。縁なし畳は角が擦り切れやすいため、畳表には目積表か琉球表を使うようにしましょう。

縁なし畳は角が擦り切れやすいため、畳表には目積表か琉球表を使うようにしましょう。

目積表(めせきおもて)通常と同じ「い草」だが、目が細かい 琉球表(りゅうきゅうおもて)断面が三角形のい草を用いたもの 通常の畳

自然素材を楽しむ
和のインテリア。

和室には、天然木や塗り壁など、質感を活かした自然素材での仕上げが似合います。
好みの家具や照明などで素材感を演出するのも良いですし、天井や壁に無垢板や竹を用いたり、木質サッシをセレクトしたり、ナグリなどの仕上げを施

したりするのもおすすめ。空間全体からやさしい質感を感じられ、深呼吸したくなるようなくつろぎの空間になります。

また、水平ラインを強調したり、色のコントラストを付けることで、現代の住まいにも美しく馴染む、すっきりとスタイリッシュな印象の和室になります。

和室には、天然木や塗り壁など、質感を活かした自然素材での仕上げが似合います。
好みの家具や照明などで素材感を演出するのも良いですし、天井や壁に無垢板や竹を用いたり、木質サッシをセレクトしたり、ナグリなどの仕上げを施したりするのもおすすめ。空間全体からやさしい質感を感じられ、深呼吸したくなるようなくつろぎの空間になります。


また、水平ラインを強調したり、色のコントラストを付けることで、現代の住まいにも美しく馴染む、すっきりとスタイリッシュな印象の和室になります。

丸太や板の表面に与岐(よき)や釿(ちょうな)で、でこぼこをつけた仕上げのこと。もともとは木を製材するときの下処理でしたが、その道具の痕跡が味わいと見なされるようになったそうです。「ナグリ」は「名栗」とも書き、きれいな木目に仕上る栗がよく使われます。ヨーロッパでも木造建築で同じような下処理は行われていますが、ナグリを意匠としてとらえ、仕上げとして用いられているのは日本だけだそうです。
丸太や板の表面に与岐(よき)や釿(ちょうな)で、でこぼこをつけた仕上げのこと。もともとは木を製材するときの下処理でしたが、その道具の痕跡が味わいと見なされるようになったそうです。「ナグリ」は「名栗」とも書き、きれいな木目に仕上る栗がよく使われます。ヨーロッパでも木造建築で同じような下処理は行われていますが、ナグリを意匠としてとらえ、仕上げとして用いられているのは日本だけだそうです。

アドバイザー小泉しをり

積水ハウス
一級建築士/インテリアコーディネーター/住福祉環境コーディネーター
入社以来、主に戸建住宅の設計や展示場の計画に携わっています。
住まいは暮らしの基本となる場所。生活者としての視点を大切にして、日々、住まいづくりに取り組んでいます。

アドバイザー小泉しをり 積水ハウス 設計部 東京設計室 一級建築士/インテリアコーディネーター/住福祉環境コーディネーター 入社以来、主に戸建住宅の設計や展示場の計画に携わっています。住まいは暮らしの基本となる場所。生活者としての視点を大切にして、日々、住まいづくりに取り組んでいます。

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