インテリア
雨の日も晴れの日も快適なランドリールームのインテリア

毎日のお洗濯が楽しくなる空間を作りませんか?
梅雨の時期はもちろん、一年中快適に使えるランドリールームの作り方やインテリアのコツをご紹介します。なかなか乾かない洗濯物に頭を悩ませている部屋干し派の方には必見です。

小泉しをり
積水ハウス
一級建築士/インテリアコーディネーター/住福祉環境コーディネーター
入社以来、主に戸建住宅の設計や展示場の計画に携わっています。住まいは暮らしの基本となる場所。生活者としての視点を大切にして、日々、住まいづくりに取り組んでいます。
interior-1青と白の爽やかランドリールーム。

アンケートによれば、約3割の方が「晴れていても室内干しをする」と答えられました。理由は、花粉症対策やプライバシー、また、共働きなので急な天候の変化や日中に洗濯物を取り込むことができないといった声も。室内干しのニーズは一年を通して高いということがわかります。
洗う→干す→アイロンがけ→たたむ、という洗濯の流れを一か所でまかなえるランドリールームは、毎日の洗濯を快適にしてくれますよ。
写真の空間は青と白を基調とした爽やかなインテリアのランドリー&サニタリールーム。外は雨でも、こんな空間でのお洗濯なら気持ちも爽やかになりますね。
カウンターがあればアイロン台を出しっぱなしにしておけるので、面倒なアイロンがけもスムーズに。室内干しスペースはサニタリーから程よく目隠しすることで、プライバシーも守られます。
インテリアのポイントになっている青と白のタイルは繊細なテクスチャーのものをチョイス。床のタイルや家具なども青と白で揃え、統一感を持たせることで、生活感の出がちな空間をおしゃれにまとめています。
interior-2大きな窓で、外とつながる。

天候や時間によって、室内干しと外干しを使い分けたい方には、外とつながるこんな空間がオススメです。室内とバルコニーがフラットにつながっているので出入りがしやすくなっています。タイルの色や大きさを室内外で揃えているのもポイント。これにより、インテリアの統一感が生まれ、室内外が広がりをもって感じられます。
ランドリールームやサニタリーは湿気のこもりやすい場所なので、床材はタイルや樹脂素材のような水に強い素材を選ぶとお手入れがしやすくなります。また、カビ菌やウイルス、アレル物質などの除菌、浄化をしてくれるプラズマクラスターイオン発生機も効果的。天井埋め込み型なら隅々までイオンを拡散させやすく、インテリアの邪魔もしません。
サービスヤードに面した大きな窓のあるランドリールーム。ラスティックな質感の空間にはグリーンがよく似合います。
1階でも、室内外のタイルを合わせ、フルフラットに設えることが可能です。タイル床は、質感次第でナチュラルにもクールにも演出できます。
interior-3家事室も兼ねた空間で、効率良く。

家計簿をつけたり、学校から届くプリント類を整理したりするのに便利な家事コーナー。ランドリールームと家事コーナーを一体化し、さらにキッチンのそばにレイアウトすることで、家事が一か所で完結する効率的な動線が出来上がります。 インテリアに配慮した淡い色合いの木の物干しでナチュラルな雰囲気に。デスクを兼ねたカウンターとも色味を揃えて、優しい雰囲気を作っています。
晴れた日の室内干しでは、大きな窓から光と風を取り込めます。窓に面したカウンターは、家事をしているそばでお子さんが宿題や勉強をするコーナーとしても適しています。
壁や床は似ていますが、物干しをアイアンとエイジングした木材で作ることで、ほどよくハードさが加わりカフェのようなおしゃれな空間に。ブリキやレザーの質感がよく似合います。