インテリア
朝食が美味しくなるダイニングのインテリア

一日の始まりを、気持ち良くスタートしましょう!
朝食の時間をより豊かにするダイニングをご紹介します。光の取り込み方やキッチンからの動線など、設計の工夫にも注目してください。

梶
彩子
積水ハウス 一級建築士
入社時は商品企画からマーケティング、部材の開発をしていました。現在はそれらの経験を活かして、住宅や展示場設計をし、暮らしが豊かになるアイデアを日々考えています。
季節の変化を楽しめたり、家族のつながりを感じられたりとちょっとプラスαのしかけを盛り込むなど、楽しく愛着がわくような家づくりを心がけています。
interior-1朝日の差し込むダイニング。

寒い冬の朝でも、こんなふうに明るいダイニングだと気持ち良く目覚められそうな気がしませんか?
こちらの空間は、北東にコーナーサッシを設け、天井まである大きな窓から朝の爽やかな光をたっぷりと取り込んでいます。L字に作りつけたベンチは、壁側まで伸ばしてダイニングチェアとしての役割も。休日は窓辺の陽だまりに腰掛けて読書をしたり、観葉植物に日光浴をさせたり、様々に使えます。
吹き抜けの窓から空が見える、開放感あふれるダイニング。掃き出し窓からはフルフラットでバルコニーにつながり、縦にも横にも広がりを感じます。ランプシェードやダイニングチェアの抜けのあるデザインが、空間をより軽やかに演出しています。
木漏れ日が気持ちの良いダイニング。連続する窓はサッシの質感にもこだわり、木のぬくもりに包まれる空間にしました。ところどころにレザーや金属の質感を効かせ、ほっこりしすぎない大人のインテリアになっています。
interior-2慌ただしい朝の時間を効率良く。

慌ただしい朝の時間。朝食の配膳や片付けを効率良く行えることは、とても重要ですよね。キッチン脇に家族用の小さなダイニングを用意したり、キッチンカウンターにスツールを置き、簡単な食事をすませられるようにしたり……家族のスタイルに合わせて最適な方法を考えてみましょう。
キッチンカウンターと繋がるテーブルは、配膳も片付けも最短距離で行えるのが魅力。時間のある休日の朝は、フルフラットにつながるテラスのテーブルで食べることも。
キッチン側にもひと工夫。対面キッチンの手元に立ち上がりをつけました。キッチンが散らかっていても、すぐそばのダイニングからは見えず、スッキリとした印象を保てます。
interior-3団らんを楽しむナチュラルなインテリア。

仕事や、お子さんの塾や部活など、夕食時に家族が揃わないというご家庭も多いのではないでしょうか。当社のアンケートによれば、お子さんが高校生までの家庭では、8割の方が朝は子どもと一緒に食事をとると答えられました。貴重な団らんの時間を、どんなインテリアで過ごしたいか考えてみましょう。
木の質感を楽しむダイニング。天井材のリズミカルな濃淡がシンプルな空間のアクセントに。クリアビューデザインで光をたっぷり取り込めます。
柔らかいホワイトでまとめたファミリーダイニング。マットな質感に光が優しく回り、朝食の時間をあたたかく包みます。