大事な家族の一員であるペット。
ともに幸せに暮らしたいものですが、言葉を交わすことができない以上、今の暮らしで満足してくれているのか、不満に思っていることはないのか、気になることはありませんか?
現在では約35%の世帯でペットがひとと一緒に暮らしており、特に50代では2人に1人がペットとの生活を楽しんでいます。
今までの住まいに、もうひとりの家族を迎え入れるカタチで始まるペットとの暮らしですが、実は犬や猫はそれぞれに安心してすごせる「居どころ」が存在します。大事なペットが快適に感じる「居どころ」を知って、より幸せに暮らしましょう。
もともと犬は、穴居生活をしていたことから「四方を囲われた暗くて狭い場所を好む」という提言が多くなされてきました。 しかし近年の独自研究により、犬によっては囲われた場所よりも人の近くを好んで選ぶことがわかってきました。 (帝京科学大学と積水ハウスの共同研究)犬は群れを作る動物です。家族という集団を群れと考えた場合、リーダーである家族の存在を感じられることが幸せ。 リビングに集まった家族がよく見える場所や、家に長時間いる家族の足元に専用のドッグベッド等を置いてあげると居どころにしてくれます。
時間の流れとともに家族の居どころに変化があるのなら、犬にも複数の居どころを用意してあげるとよいでしょう。
猫の場合は犬と違い群れを作らず、テリトリーが確保されていることが重要です。
さらに犬とは違ってしつけにくく、家族の都合で猫のテリトリーを制限することは困難。
そこが猫の魅力でもありますね。この場合は、「高さ」で解決することができます。
猫は、高い位置にいることで自分を優位に感じ、自分のスペースがあることに安心を感じます。
住まいの中で猫の居どころを作るのであれば、猫のテリトリーである部屋全体が見渡せる高い場所がオススメです。
家族の一員ではあるものの、習性はひとと大きく異なるペット。
彼らは本来自分の本能に合わない行動はしないものです。ペットが予想に反し、私たちが問題と感じる行動をしている時は、なぜそうしているか、どうしたら安心してくれるかを考えてみましょう。ペットもひとも幸せな住まいを実現してくださいね。
積水ハウスではひととペットの心地よい住空間を作るために、様々な提案を行っています。もちろん、犬や猫以外のペットの事例も多数。こうした事例は、展示場などでもご確認いただけますので、ぜひ足をお運びください。