カスタマーズセンターからの
住まいのワンポイントアドバイス
浄水器の実力解説「ホントの水の話」
日本は国土の85%を山々に覆われ、年間1,700mmもの降水量に恵まれた水の国。
里山に降る雨や雪が、落ち葉の間や幾層にも重なる砂礫の隙間を通って山の地下に浸みこみ、長い年月をかけてろ過され、ミネラル分を蓄えながらおいしい水に磨かれていきます。
かつて日本の暮らしには井戸があり、いつもおいしい湧き水が吸い上げられていました。
湧き水は自然によってゆっくりと浄化された水。
浄水器も同じように、時間をかけてしっかりろ過することにより、安全でおいしい水に還るのです。
浄水器の役割
浄水器は水道水の中に含まれている不純物を除去するための給水装置です。水道水の原水は川、湖、ダムから採水されていますが、その水には私たち人間が排出する化学物質が溶けこんでいます。水道水は浄水場で水道法に基づきろ過、殺菌され長い配管を流れ各蛇口に到着しますが、微量の有害物質、残留塩素、配管の鉄さびなどを含みます。
その水道水を飲料用に利用する直前、ゆっくりとろ過する浄水器を使うことにより有害物質を90%以上除去し安全で新鮮な水が得られます。
浄水器の水、上手な使い方は?
お茶や水割りなどの飲み物をはじめ、洗米、炊飯、野菜洗いや調理にもお使いください。
飲み水や飲み物はもちろん、炊飯やみそ汁などの料理、体内に入るすべての水に浄水器の水が適しています。浄水器を上手に利用し毎日の暮らしに役立ててください。
浄水器の水を保管して、非常用に備えましょう。
- 密閉できる容器を水道水でていねいに洗う。
- 容器の入り口部分とキャップをネット消毒する。
- 浄水器の水を容器上部に空気が入らないように容器からあふれるくらい入れる。
- 20度以下の清潔な場所で保管する。
容器に入れる際のご注意
水が出はじめて約20秒たってから、容器を蛇口に近づけて(ただし蛇口に触れないよう注意)、水がなるべく空気に触れないようにして少しあふれるくらいまで注いでキャップを締める。
浄水器カートリッジの交換はどうして必要なの?
一般的に浄水器は1年間の使用を限度として設計しています。たとえ使用頻度が少なくても、浄水器カートリッジ内に蓄積された不純物が1年以上経過すると衛生的に好ましくありません。
品質が安定した安心な水を得るために、1年に1度の浄水器カートリッジ交換と定期的なメンテナンスを心がけましょう。
目に見える色のついた鉄さびやにごりといった汚れとは別に、浄水器の主目的は水道水中の有害物質である有機塩素化合物や農薬などの化学物質、遊離残留塩素を取り除くことです。
これらの物質は目に見えません。しかし、1年間使用した浄水器カートリッジの中は鉄さびやにごりで変色する場合もあります。
最後に……
浄水器カートリッジの交換は、カスタマーズセンターへご相談ください。