カスタマーズセンターからの

住まいのワンポイントアドバイス

トイレのまめ知識

年々進化しているトイレ。
節水において、1990年代までは「大」は13Lくらいの水量でしたが、現在は「大」で5L、「小」で4Lくらいの水量になっています。洗浄便座のノズルの湯も、これまで電気ポットのように温めていましたが、現在は使用する時に温める瞬間式が多くなり、電気代もお得になっています。
また、以前は拭きにくかった便器と便座の隙間も掃除しやすくなり、ノズル掃除も簡単にできるトイレが主流になりました。
今回はトイレのよくいただくご質問についてお答えします。

※温水洗浄便座は、「ウォシュレット(TOTO製)」や「シャワートイレ(LIXIL製)」などメーカーにより名称が変わります。

便器に黒や銀色の線(メタルマーク)がついてしまったときは?

トイレ掃除の際に、時計の金属ベルトやベルトのバックルが便器(陶器)にこすれると、黒や銀色の線(メタルマーク)がつくことがあります。スプーンやフォークが皿とこすれた場合も同様の汚れが付着します。
陶器の表面の細かい凹凸に汚れが入り込んでいるため、中性洗剤や家庭用洗剤でメタルマークは落とすことはできません。
しかし、メタルマークを落とすことができる洗剤がありますので、メタルマークにお悩みの方はぜひお試しください。

※メタルマーク:金属類が陶器表面にこすられることで、陶器表面に黒い筋状の汚れが付着すること。

TOTO「きらりあ」

トイレ掃除の間違いやすいポイント!

  1. 汚れを手短にすぐ拭くことができる「流せるお掃除シート」は便利ですが、アルコール系洗剤が含まれている商品の場合は、便座やふたの樹脂部分には使用しないでください。頻繁に使用すると便座の割れや変色につながります。便器の陶器部分や、クッションフロアなどのビニール床以外は注意が必要です!
  2. タンクの上の手洗い部分は、徐々に水あかがついてきます。メラミンスポンジを使用して掃除をする際には、こすった後のかすがタンク内に入ると故障の原因になりますので、入らないように注意が必要です。

トイレの交換のタイミングは、どれくらい?

最近取り付けたトイレには、ふたのところに「想定安全使用期間10年」と記載があります。エアコンなども同様です。
多くのトイレが便器は陶器製で、便座は樹脂製なので10年と聞くと寿命が短いと思われるかもしれません。しかし、現在のトイレは電気部品が多く使用されており、劣化により発火・けがにつながる恐れがあります。タンク内のパッキンなどの消耗品は交換可能ですが、洗浄便座のノズルが出なくなったり、水がポタポタとたれてきたりした場合は修理ができないこともあります。
トイレもほかの家電製品と同じように10年をひとつの目安にしてください。

最後に……

毎日使うトイレ。
いつまでも快適にご使用いただけるようにお手伝いしますので、もしも不都合が出たときは、カスタマーズセンターにご相談ください。

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