カスタマーズセンターからの
住まいのワンポイントアドバイス
春に向けての庭の雑草対策をしてみませんか
暖かな季節の前になると「庭の草とりに手間がかかって大変だな……」と頭を悩ませる方も多いかと思います。
そんな時は雑草に対する見方を変えて、上手につきあう方法や対策などを考えてみませんか?草とりのコツなど、ちょっとした対策でお手入れの手間も省くことができますよ!
雑草との上手なつきあい方とは?
「雑草」と「野草」は何が違うのでしょうか?結論から言うと明確な定義や選別などはなく人の認識次第です。つまり、見る人が“花がきれい”や“葉の形が素敵”など好意的にとらえると「野草」になり、一方、邪魔で厄介ものだと思えば「雑草」になってしまいます。
しかし、上手につきあえば雑草も身近な野草として楽しむことができます。たとえば、なじみのある春の七草のナズナや草餅のヨモギも雑草であり、身近な野草です。まずは庭のお手入れの際、やみくもに雑草を抜いてしまうのではなく、愛着を持って観察してみてください。
どんな草にも名前や特徴があるもの。それを知ることはとても楽しいことですよ。そのうえで、雑草をコントロールしながら庭のお手入れを進めていきましょう。
草とりは早いうちに
雑草を放置すると、背丈が伸びてしまい、防犯上にも良くありません。また、雑草の繁殖力は手をつけられない状態になることもあり、駆除に時間と労力を要することが多いようです。
草とりのコツ
- 庭に生えてほしくない雑草は早いうちに手作業でこまめに取り除きましょう。
- 草とり作業は土がやわらかくなっている雨上がりの直後に行なうと簡単に抜くことができます。
- 一・二年草(ナズナ、ハコベ、ヒメジョオンなど)は小さいうちに地面を削ったり鎌で刈るなどして、種ができる前に取り除きましょう。
- 宿根草(タンポポ、ヨモギオオバコなど)は根を残さず抜いてしまうことが大切です。
- 雑草を刈る場合は、草の生育の盛んな土より3cm下を意識して掻き取るように刈ることで、発芽するまでの期間が長くなり、量も少なくなります。
雑草が生えにくい庭にするために
暖かくなる前にしておくと良いおすすめの雑草対策を紹介します。
まずは防草シートの設置です。水や空気は通しますが、光を遮断してくれるので雑草の発芽を防ぐ効果があります。シートの上から化粧砂利を敷くと庭の雰囲気が変わって見た目がきれいになるだけでなく、音の出る砂利を敷けば防犯にも役立ちます。
また、雑草の生育を抑えるためにシバザクラやクラピアなどのグランドカバープランツを植えると、楽しみながら雑草対策ができます。草を枯らす除草剤は、庭木などにも少なからず影響があるので最終手段と考えてください。どうしても使う場合には「使用上の注意」を必ず確認してから安全に使用しましょう。
最後に……
暖かくなるとガーデニングに最適なシーズンがはじまります。
ガーデニングの第一歩として、庭の草花を観察しながら雑草対策をはじめてみてはいかがでしょうか?