カスタマーズセンターからの

住まいのワンポイントアドバイス

防火対策は万全ですか？
～火災警報器を知ろう～

#冬 #その他設備

火災は空気が乾燥している時に起こり、1年のなかでも1月は火災が発生しやすい時期になります。
火災の発生原因は日常生活の中の調理器具・暖房器具をはじめ、電気機器・配線器具の誤った使用など、多岐にわたります。
今回は火災から命と住宅などの財産を守るために、火災警報器設置の重要性と正しく使うためのポイントを紹介します。

住宅用火災警報器を備えよう

火災警報器設置基準
住宅火災の死因の多くは逃げ遅れによるものです。住宅火災が起きた時には、早期発見と迅速で的確な避難行動が求められます。
2006年6月1日から住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。現在では各市町村の火災予防条例で定められた場所に取り付けが必要です。

全国共通寝室および寝室のある階。

火災対策には火災警報器設置とともに住宅用消火器設置もおすすめです。
火災警報器の種類
感知タイプ：煙式（光電子器）・熱式（定温式）
火災の発生を初期段階で検出できる「煙式」の設置が、すべての設置場所において基本となります。
「熱式」は、台所など火災以外の煙（湯気など）で警報を発する恐れがある場合に設置します。

動作種類：単独型・ワイヤレス連動型
「単独型」の場合、火災を感知した警報器のみが警報を発するため、火災元以外の部屋では警報が聞こえにくく、特に別の階で発生すると、警報を発するまでに数分から数十分かかることがあります。
「ワイヤレス連動型」はひとつの警報器が火災を感知すると同時に、登録したすべての警報器で火災を知らせてくれます。

夜間就寝時間帯でも避難通路を照らしてくれる「あかり付ワイヤレス連動型」がおすすめです。

単独型

警報機に気づかず、逃げ遅れてしまうかも。

ワイヤレス型

家中にすばやく^※お知らせ！

火災警報器のお手入れ・点検

定期的にお手入れをしないとほこりなどが付き、火災を感知しにくくなったり、誤報を起こす場合があります。

誤報原因

ほこりや小さな虫、調理時の煙、加湿器などからの蒸気や湯気、燻煙式、スプレー式殺虫剤、結露でも検知器が感知して誤報を起こす場合があります。

お手入れ方法： 普段ははたきなどでほこりをとりましょう。1年に1回は確認し、汚れている場合は乾いた布や中性洗剤を浸してから充分にしぼった布で拭き取ってください（本体は押し付けて左に回すと外れます）。

内部に水が入ると故障の原因になるので水洗いは禁止。

ベンジン・シンナー・アルコールなどの化学薬品の使用禁止。

点検方法： 警報器のボタンを押すか、引き紐を引いて「音声（ピッ）正常です」などガイダンスによる異常確認を定期的に行なってください。検知部・電源・警報部（スピーカー）の異常が確認できます。

ボタンを押して「ピッ」と1回だけ鳴ったら電池切れです。（電池の寿命はおよそ10年です。）

音が鳴らない場合は電池の寿命か、警報器自体の故障が考えられるので本体に記載されている製造年月日を確認しましょう。

火災警報器のメンテナンス・注意点

住宅火災警報器は10年を目安に交換をおすすめします。
日本火災報知機工業会によると、住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。電池交換が不要な電気式でも10年を目安に交換しましょう。この本体交換の際には、「あかり付ワイヤレス連動型」への切り替えを検討してみましょう。

リチウム電池は市販品ではございません。本体・電池交換はカスタマーズセンターにご相談ください。