脇町川島クリニック

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  • 医院専用

脇町川島クリニック

透析は通院治療。患者さんの通院しやすさに配慮し、
よりよい透析環境を追求

徳島市にある川島病院を中核とし、吉野川市・鳴門市に次いで3番目の透析サテライトクリニックを美馬市に展開されている社会医療法人 川島会様。特に、患者さんの高齢化が進んでいるという県の事情もあり、「通院しやすい地元の透析医院」のニーズが高まっています。「透析は通院治療。通院の利便性を考えると、患者さんの近くに医院があることが重要です」と理事長はおっしゃいます。
脇町川島クリニックは、地元診療所の閉院が決まったことから、その受け皿として早急に建築する必要がありました。積水ハウスは、企画から設計、確認申請、施工の迅速な対応により、短期間での竣工を実現。営業担当、設計担当はもちろん、建築現場まで行き届いた連携が力を発揮し、高く評価いただきました。

先に建っている病院および2棟の透析医院とイメージを統一するため、外壁は親しみやすい暖色系の総タイル貼りにしました。

2階をセットバックさせて建物のボリューム感を抑えることで、周辺との調和をはかりました。

空間全体にドクターやスタッフの目が届くように、柱などで死角をつくらないことが必要。40床が並ぶ脇町川島クリニックの人工透析室は、構造柱をベッドサイドコンソールの位置に配置することで大空間をかなえました。光源が目に入りにくい間接照明や直接風が当たらない間接空調を採用し、長時間にわたる人工透析のストレスが軽減できるように配慮しています。

ベッドとベッドの間に構造壁を配置するようにプランし、さりげなく視線を遮る工夫をしています。

透析の管理など作業をしながら人工透析室全体に目が届くドクター・ナースコーナー。

明るくゆとりのある待合空間。ラウンド型の受付カウンターが空間のアクセントになっています。

待合室をはじめ、院内は清潔さと明るさを感じさせる白を基調にコーディネートしています。

一般診療はもちろん、糖尿病専門外来を設置し、透析以外の糖尿病患者さんの治療も行っています。

スタッフが休憩時に利用できる、畳敷きの小上がりがある食堂。患者さんだけでなく、そこで働くスタッフへの配慮も行き届いています。

二階医局には仮眠室も設置。スタッフが適切に休憩できる場があるからこそ、治療・診察への意欲が高まります。

リネン庫はゆとりある収納力がポイント。通路も広くして、見やすさ・取り出しやすさを考慮しました。

透析液の調整や水処理システムなど、多くの機械が置けるスペースを実現しています。

施設情報

図面
用途 医院専用
敷地面積 2123.00㎡
1F床面積 729.71㎡
2F床面積 268.31㎡
延床面積 998.02㎡
医院部分面積 998.02㎡
駐車場台数 25台
担当支店 徳島支店

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