私のファミリー スイートvol. 05(1) インテリアデザイナー 安藤僚子さん ようこそ!「おうちアトリエ」へ

店舗設計や展示空間、こどもの遊び場など、ジャンルにとらわれず、数多くの空間デザインを手がけるインテリアデザイナーの安藤僚子さん。「家族のための大空間をデザインしてください」とのリクエストに、子どもから大人まで、「つくる」作業を毎日楽しめる、「おうちアトリエ」を提案いただきました。

家族みんなで「つくりながら暮らす家」の楽しさを

 大空間の住まいだからこそできること。私はぜひ、「つくる×ファミリー」をテーマにしたアトリエ活動をおすすめします。まず、リビングの余白や書斎コーナーにツールスペースをつくります。ツールは使う時以外しまっておくのではなく、インテリアとして常設。家族が「つくりたい」と思った時にいつでも使えるように。リビングとフラットにつながるテラスがあったら、木材を扱うD.I.Y.コーナーにするのもいいですね。家族といっしょなら、子どもも家具作りに参加できます。はじめは小さなスツールから、やがておままごと用キッチンや学習机、椅子など、子どもの成長と共につくる作業も成長させていくんです。

1Fリビングの一部、小上がりのワークスペースは家族とつながりながら、籠(こも)り感のある空間。作業台の側面をツールボードにし、子どもの「つくる」好奇心を刺激する。

安藤さんがアレンジしたシャーウッド大宮北展示場。書斎コーナーがかわいいアートステーションに。

デザインは「買う」から自分で「つくる」時代へ

 廃材をリサイクルするワークショップを通じて気が付いたのは「遊具は買わなくても、自分でつくる」ということ。これまでは「有名なメーカーの質の良い遊具」という風潮でしたが、今は、手作りのモノの方がデザイン面からも素敵にみえる時代になってきていると思いました。家具も海外の有名ブランドの高級な素材のものより、国産材の作り手がみえるもの、自分テイストにカスタマイズした方がいい、という人が増えています。100円ショップですら、D.I.Y.コーナーが充実してきましたよね。こんな時代だからこそ、高級なものだけでなく、お金をかけなくても、家でモノづくりに参加し、つくる楽しみを味わいながら暮らしていけたらと思うんです。

アトリエに適した住まいは明るいこと、そして、内部空間とつながる外部空間があること。木材を扱い、ダイナミックな作品作りに勤しめる。

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