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大阪府池田市緑丘 大阪・池田 歴史と文化と自然を抱く、清々しく懐深い街

 豊かな自然に恵まれ、古くから大阪北部の政治、経済、文化の中心地として発展してきた池田。大阪の中心地梅田から阪急宝塚線で約20分という高い利便性で住宅地としても人気の高いエリアです。近年、大阪空港の整備や大型産業施設の進出で益々の発展を遂げる「池田」の街は、山に抱かれた情緒溢れる瑞々しい街でした。

路線地図

 阪急宝塚線・池田駅に降り立つと、まずその眼前に広がる壮大な山の稜線に心を奪われます。公園や動物園や、家族で気軽に楽しめるハイキングコースもある五月山は、ここ池田の母なる山。やさしく温かく、見守るようにそびえています。駅北口から続く栄町商店街を抜けると、古い町並みの風情の中に、歴史を感じさせる趣きのある酒蔵がありました。元禄時代には、名酒の産地として繁栄を極め、最盛期は38軒も酒造家があったとか。伝統の味を守るこの酒蔵は、前を過ぎるとほんのりとお酒の香りが漂い、往時に思いを馳せました。

 池田は、古くから複数の街道が交差している交通の要衝として栄え、同時に多くの文人墨客が訪れた文化の街でもありました。その香りに触れることができるのが「逸翁美術館」です。“逸翁”とは、阪急電鉄をはじめ、阪急百貨店、東宝などの阪急・東宝グループの創始者、小林一三の雅号であり、その風雅でモダンな旧邸を美術館として公開しています。庭園や調度品も見事。池田を愛し、居を構えた逸翁の思いが伝わってきます。他にも、文豪谷崎潤一郎が通ったという老舗のうどん屋や、大正13年創業のかき料理専門店など、昔からの伝統を継承するお店がたくさんあり、往時を語ってくださる皆さんの笑顔がとても印象的で、時の経つのを忘れました。写真池田駅の隣、石橋駅の方へ足を延ばし、活気溢れる商店街を抜けて国道176号線を歩く頃には、もう陽が傾きはじめていました。五月山の夕暮れの情景に感激しながら最後は水月公園へ。池田市の友好都市である中国蘇州から贈られたという「斉芳亭」が実に幻想的な雰囲気を醸しています。眼下には池田の街の暖かな灯りが広がり、阪急宝塚線がまるで銀河鉄道のようでした。

 独自の文化と歴史の薫りを大切に受け継ぎ、恵まれた自然の懐に抱かれたこの街に、たくさんの元気をもらった一日でした。振り返ると、街全体が笑顔で見送ってくれているような気がしました。