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東京都国立市西二丁目 東京・国立 文教地区指定の名に相応しい、ヨーロッパの地方都市を思わせる美しい街

 国立は、一度住んだら離れられなくなる街だと聞きました。それくらい魅力的な街だということなのでしょう。晴れ渡った青空が気持ちの良い日に、私は身を以ってそれを実感することになりました。

路線地図

 国立駅の南口改札を出て最初に感じたのは、ヨーロッパの地方都市に来たかのような感慨でした。どこか空気感が違うのです。国立は学園都市構想の中で誕生した街です。駅前ロータリーから南に真直ぐ延びる大学道りを中心に、街は碁盤目と放射線状の道路により整備されています。駅を起点とした、個性的で美しい街並です。まずは、富士山に真直ぐ向き合う富士見通りを歩いてみました。ゆったりとした真直ぐな通りは、高い建物が少ないため陽射しが溢れ、初冬とは思えない暖かさ。商店街の中ほどには、花屋さんが仮設の小さなお店を開いていて、道行く人々の目を楽しませてくれます。歩いていて気づくのは、この富士見通りは大人が楽しめる通りだということ。カフェ、レストラン、ブティック、仕立屋さん、雑貨屋さんなど、こじんまりとしているのですが、個性的で大人のセンスを感じさせてくれる居心地の良さそうなお店が散在しています。うれしくなって、ついつい端から中を覗いてしまいます。

 さて、富士見通りを離れ、静かな住宅街を歩いてみました。さすがは全国でわずか17都市しかない「文教地区指定都市」。その落ち着いた佇まいは住まう人々の人柄を思わせ、多くの人々がいつか国立に住みたいと憧れる気持がよく分かります。のんびり10分ほど歩くと、やがてメイストリートの大学通りに出ました。大正時代、民間飛行機の滑走路としても使われたというこの通りは、息を飲む迫力。真直ぐに延びる車道と広々とした歩道の間を、桜と銀杏の大木が二重の並木を形成するという贅沢さです。大学通りは春の桜並木の美しさでも有名ですが、秋に色づいた木々が織り成す光景はまるで錦絵のようです。学校帰りの小学生たちが歓声をあげながら落葉を蹴ると、鮮やかな色彩の葉が午後の陽射しの中に舞い、行き交う人々の顔には微笑みがこぼれています。12月、駅に近い8本の大銀杏に、街中の人々が待ちに待ったクリスマスのイルミネーションが点灯しました。 商店街の人たちが中心になって行っているこのイルミネーションは、すっかり国立の冬の風物詩として定着し、多くの人の目を楽しませています。

 駅舎に向かう帰り道、話を伺った『関民帽子アトリエ』の上品な老婦人の言葉を思い浮かべていました。「そうなの、ここはね、歩くと何かステキなことが起こりそうな街なのよ」