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大阪府大阪市中央区 大阪・南船場 ミナミの華やかさの中に落ち着いた雰囲気を漂わせる街

 大阪の街を南北に縦横に通っている御堂筋。約4kmにもわたって連なる銀杏並木が有名ですが、淀屋橋以北は実はプラタナスなんだとか。落葉が季節の移ろいを感じさせてくれる秋晴れの休日の一日、道頓堀界隈から北へ、足の向くまま歩いてみました。

 道頓堀は、実は江戸時代には道頓堀五座と呼ばれる芝居小屋が立ち並ぶ、近世日本の芸能文化をリードしていたエリアだったそうです。だから付近には「新歌舞伎座」「国立文楽劇場」「なんばグランド花月」など、娯楽演芸施設がめじろ押しなのですね。さしずめ日本のブロードウェイといった趣でしょうか。そしてビックリするのが飲食店の数。ありとあらゆるお店が派手な看板で味自慢を競い合いながら立ち並んでいます。こちらは香港の雰囲気。町中が活気に満ちています。さて、御堂筋の東側を平行して走るのが心斎橋筋。江戸時代からの老舗も数多く残る由緒ある「お買い物」通りです。通称ヨーロッパ通りを左折して御堂筋を横切ると、ムードは激変して一気に若者の街に。アメリカ村と呼ばれるその界隈には、路地に約800もの小さな店が所狭し と並び、ものすごい熱気です。その圧倒的なエネルギーに押されるようにして、御堂筋に戻りました。御堂筋といえば、最近特に注目されているのが、長堀通りの交差点付近。世界の高級ブランド直営店が集まっていて、ショッピングを楽しむ人々で賑わっています。

 長堀通りを北に渡ると南船場です。オフィスが多いこの界隈はとても静かで、そのコントラストが印象的。歴史の滲む重量感のある建物は、かつての城下町の中心であったことを彷佛とさせます。最後は長堀通りの1本北側の細い筋を、陽射しを背に受けてのんびり歩きました。入口が何とも粋な雰囲気を漂わせるフランス料理の店や、建物全体がひとつの植木鉢みたいな不思議なビルをのぞき、偶然見つけたオシャレな焼肉屋さんで美味しい昼食にありついた時には、太陽が少しだけ西に傾きかけていました。

 よく冷えたワインの香りが口の中に広がり、一日の疲れを心地よい気だるさに変えてくれました。南船場を特に印象深くしてくれた、ワインの香りに感謝。