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この住まいを、好きになってくれる人がきっといる。





 「窓から見たいものはなんだろう…って、まず想像します」(夛田)
 住戸の位置によって、同じマンションの中でも窓から見える風景や環境条件の違いが出てきます。条件の違いを特長として楽しんで暮らしていただこうという発想です。「GM武蔵野は、東西南北それぞれに住棟を配置。南棟最上階では、自然光を満喫していただきたくてリビングにルーフバルコニーを入れ込みました。一方、南からの採光が無い東棟では、東西両方からの光と風を取り入れたかった、しかも、植栽の緑を楽しめる1階にリビングを持ってきたかった」(夛田)
 そこで生まれたのが"クロスメゾネット"。全ての住戸のリビングを1階に、階段を上がるとリビングとは反対側の方角の窓を持つ寝室がある。「南向きではないのに、とにかく明るい。お客様もびっくりされます。」(鎌北)
 また、似通った条件の住戸でも、住まい手の生活感の想定から複数のプランが作られます。「LDを向いてお料理したいという方でも“作る・食べる”の区別を重視される方と、お料理を“作る”ことを家族みんなで楽しみたいという方では、求めるLDKの形は異なります。日野万願寺では両方のご家族を想定してそれぞれプランを作りました」(豊川)
 小さいお子様がいらっしゃる家族なら、どんな食事風景だろうか、ご夫婦お二人暮らしなら、どんな趣味を楽しまれるだろうか…と。一歩踏み込んだ生活提案は、何かを優先させる一方で何らかの不便が生じます。メゾネットの階段や、片付いた状態を保ち続けなければならないキッチン…敬遠されるリスクも背負います。それでも、計画のコンセプトは守る。「初めて現地を見た時からずっと住まい手のことを思い描いて到達したプランですから、きっと好きになってくれる人がいると強く信じて設計しています」(夛田)
 「一般的な集合住宅では、駅からの利便性などが決め手になるのですが、グランドメゾンのお客様は『プランを気に入ったから』ご成約してくださる方が多数いらっしゃいます」(井草)

「住みやすい」から、「住み心地がよい」へ



 「お客様から、よくお聞きするのが『うまく説明できないけれど良い』という言葉です」(井草)
 そのつかみどころのない表現こそ、いちばん嬉しい、と営業担当も設計担当も口を揃えます。例えば、マンションでは構造上どうしても出てくる柱や梁。全て隠してしまうことは無理でも、できるだけ天井が整った形になるように設計担当者は相当に知恵を絞るといいます。「窓から外を見ても、一緒に目に入る天井の形が凸凹になっていたら、眺望よりもそちらが気になるでしょう?その住まいがもつ魅力を充分に楽しんでいただくために、邪魔をする要素はできるだけ整理していくと開放感も驚くほど増します」(夛田)。
 また、空間を考える上で家具の存在も重要。「よく"洋室5帖"とか言うでしょう?でも私たちは、お子様のお部屋になるだろうなと想定したら、帖数の数字ではなく、そこには"ベッドと机とチェストが置けること"を大切に計画します」(豊川)
 整理は、さらに細部にまで及びます。例えば、室内ドアのレバーハンドルとスイッチの高さをできるだけ揃える。「スッキリと見せることはもちろんですが、暗い時に手探りでもスイッチを探しやすくなります」(夛田)
 ひとつひとつは細かい地味な整理ですが、これらのひと手間こそが『うまく説明できないけれど良い』という表現に結び付きます。「図面だけでは分からない、素敵なヒミツが隠れているのです(笑)」(鎌北)
 「衣食住のうち、衣は『おしゃれ』、食は『おいしい』、という感覚的な表現があり、『着やすい』『食べやすい』とは言わない。私たちは、『住みやすい』はもちろんのこと、これを超えた感覚の部分、いわば『住み心地』の価値を高めることを追求しています」(豊川)

住まい手とともに歩む「住宅集合」。

「住み心地の良さ、例えば、『そこに居れば楽しい』『ずっとそこに居たくなる』ような感覚…、そういったことをご提案していきたい」(井草)
 「住み心地の価値を高めていくのは、実は住まい手ご自身であるとも言えます。私たちは、器としての住み心地にこだわって創る。でも、それが完成ではないのです。住み心地とは、あくまで住まい手が自由に暮していく中で気づき、感じるもの。ただ、器として高い確率で"心地"の部分に届くご提案ができるのは、"住まい手の暮らしをリアルに想定すること"が土台にあるからです」(夛田)

 まず暮らしを考える。すると、親子の会話や樹々とのふれあいが見えてくる。そこではじめて、そのご家族に必要な間取りが発想できる。その一方で、徐々にひとつひとつの暮らしを大きく包み込む、街の景観としての建築が浮かび上がる…。はじめからカタチが決まっているということはないのです。「住宅集合」。その核心にあるのは、「住まい手」の暮らしを見つめ、地域を見つめ、将来を見つめる視点と想い。これからも、「丁寧に考え抜かれた一邸一邸」「街の財産となるグランドメゾン」をご提供できるよう、わたしたちは真摯に取り組んでまいります。