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「らしさ」地域のアイデンティティーを活かし、九州の伝統産業「伊万里鍋島焼」とコラボレート。グランドメゾンに、新しい個性を吹き込み、住まう人の「私らしさ」に応えていく。

「らしさ」、それがブランドの個性。

建築物の規格化が進むなか、機能的ではあるが、全国で同じようなマンションが増えてきている。
住まう人の「私らしさ」、個性やライフスタイルを、もっと尊重したマンションは作ることができないか。
『グランドメゾン大濠ORGA(オーガ)』は、そんな疑問から生まれたプロジェクト。
地域を代表する伝統産業に着目し取り入れ、住まう人から高い評価を得た。
均一化からの脱却という発想が『グランドメゾン』の価値をさらに高めていく。

地域のアイデンティティーを活かす。

 「2005年、私たちは『グランドメゾン大濠ORGA』で、本物感、素材感、そして『九州らしさ=アイデンティティー』に徹底してこだわりました。そのとき出会ったのが伊万里鍋島焼です。」(澤井)
 有田焼・伊万里焼には、大きく分けると3つの様式があります。赤絵と余白の白の美しさで知られる「柿右衛門」、金を施し豪華絢爛な「古伊万里」、そして大川内山の「鍋島」。
 大川内山の地は、将軍家への献上品を作ることが目的で鍋島藩の藩窯が置かれていました。伊万里鍋島焼は、藩窯として、精緻、精巧、完璧を追求し、日本最高峰の磁器とも言われています。図柄がより写実的なのが特徴。また、下絵から何度も重ね塗りを繰り返す、高度で手間のかかる技法により、グラデーションや立体感を表現しています。現在もその伝統を継承しながら、新しい技術や商品の開発・提案を積極的に行なっています。
 「求めていたのは、本物であること、九州にゆかりのあるものであること、そして規格化された工業製品ではないものでした。だから伊万里鍋島焼を見たときに、直感的にこれだと感じました。これをグランドメゾンに取り入れることができれば、今までとは違う『大人らしい個性』を創造するライフスタイルが提案できると確信しました。」(佐古田)

コラボレーションが独自性を生む

 『グランドメゾン大濠ORGA』は、大濠公園に近い閑静な住宅街に計画された1フロア2戸、計11戸の小規模なマンション。自らのライフスタイルを確立されたお客様に、「大人の隠れ家」的「誇りと永住の自邸」を提供しようと建築されました。「隠れ家」というコンセプトから、インテリアには日本伝統の素材を重視して採用。その中核を担うのが、九州の伝統を受け継ぐ伊万里鍋島焼とのコラボレートです。
 今回、快くコラボレートに応じていただいたのは、佐賀県伊万里市大川内山の窯元「畑萬陶苑」。



 「お話をいただいたときは驚きましたが、私たちも新しいことにチャレンジしていきたいという気持ちがあり、お受けすることにしました。しかし、いざ始めると大変でした。打ち合わせを重ね、試作品を何度も作り、絵柄については何種類作ったか覚えてないほどです。最終的には積水ハウスのコンセプトとも重なり合う花をモチーフにした絵柄に決まりました。伊万里鍋島焼では焼き上げると2割ほど収縮します。それを計算にいれて作っておかないと、焼き上げ後、サイズが合ってきません。苦労はありましたが、やりがいもありましたし、やり遂げたことで自信にもなりました。」(畑石社長)
 「伊万里鍋島焼に決定してから、何を作るかという議論をしました。そこで、でてきたのが、目に触れたり、手に触れたりする、実感できるものを取り入れようという意見でした。」(澤井)
 伊万里鍋島焼が使われたのは、ドアの「レバーハンドル」、収納扉の「つまみ」、「玄関ブラケット陶板照明」、そしてトイレの「手洗い鉢」。手洗い鉢には外側にも内側にも絵柄を入れ、便座に腰かけると外側が、手を洗うときには内側の絵柄が見えるように配置されています。また、エントランスホールのギャラリースペースに飾られた「丸壺」が、マンションのコンセプトを表現し、独自性を生み出しています。

いいモノを作れば、お客様にも必ず伝わる。

 「販売する立場としても初めての取り組みで、お客様に良さをきっちりとお伝えすることができるのか不安がありました。しかし販売センターに伊万里鍋島焼が届いたときに不安は解消しました。いいモノは見れば分かる。感動する。実際、お客様もいいモノを感じていただける。モノを通じて作り手の情熱が伝わってゆくのがわかりました。私たちも、このプロジェクトを通じてたくさんの刺激を受け、後々のプロジェクトにも繋がっています。」(浜口)
 「買っていただいたお客様は、もともと陶器に興味があったり、趣味にされていたりという方ももちろんいらっしゃったんですが、そうでない方もいらっしゃいました。でも、ご入居後、お客様のお宅へ伺ったら、畑石さんのギャラリーで見た伊万里鍋島焼の壺が置かれていたんです。お話を聞くと、インテリアに使われている陶器が気に入り、わざわざ畑石さんのところへ買いに行かれたとのこと。私たちが提案したコンセプトが受け入れられ、お客様のライフスタイルに影響を与えていたんです。とても感動し、嬉しかったですね。」(澤井)

「らしさ」の追求が、アイデンティティーを作る。

 「最近のマンションはデザインも機能も、とても洗練されてきており、『グランドメゾン』も全国でデザインコードや品質基準をある程度統一することにより、高品質なマンションを市場に供給しています。でも、このようにグローバル化された結果、一方でデメリットも生まれていると思うんですよね。」(佐古田)
 「私たちは、『住宅集合』という思想を持っています。集合住宅ではないマンション。住まう方のライフスタイルを尊重し、『私らしい』マンション作りを進めてきました。ですから、規格の均一化が過度に進みすぎると方向を見失ってしまいます。」(浜口)
 「『グランドメゾン大濠ORGA』は、私たちの進む方向が再確認できたプロジェクトでした。ニーズの開拓というテーマから生まれたキーワードが『アイデンティティー』。例えば東京のマンションをそのまま福岡に持ってきても、デザインや機能に不都合はない。でも、それでいいのかと自問した結果、出て来たキーワードです。」(澤井)

有限会社畑萬陶苑
〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1820
TEL.0955-23-2784
http://www.hataman.jp/

心を込めたものづくり
職人魂を統率し、時代の変化に対応した新しいデザインを目指した畑萬ブランドを確立する。日本の伝統美に視点を当て、巧みの技を生かし、心を込めて洗練されたものづくりを行う。

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畑石眞嗣プロフィール
畑萬陶苑4代目(創業80年) 代表取締役社長
日本伝統工芸士会 伊万里有田焼伝統工芸士
日本文化振興会 会員 ハプスブルク芸術友好協会 宮廷芸術会員
 「ひとつひとつに作り手の魂がこもった日本古来の伝統産業。その心を取り入れてひとつひとつ丁寧に、情熱を込めてマンションをデザインし、個性あるライフスタイルを提案していくことは、『高品質』から、さらに次のレベルへ飛躍するための有効な方法だと思います。」(佐古田)
 「私たちは伝統を守る一方で、新しい技術や商品を提案していかなければなりません。お客様を飽きさせないために。満足していただくために。そして五十年後、百年後も価値が認められるものを作っていく使命があります。」(畑石社長)
 「らしさ」の追求から伝統産業を取り入れ、均一化からの脱却を目指したグランドメゾン。そして新しいものを取り入れ、価値を高めていこうとしている伊万里鍋島焼。
 ブランド・アイデンティティー(ブランドの個性)を作り出し、価値を高めていこうという共通の認識が、福岡の地でコラボレートを成功させました。
 お客様に個性ある住まい、ライフスタイルにあった「私らしい」住まいを提案し提供し続ける。それが、積水ハウス「グランドメゾン」のテーマです。