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エコにもつながる、ボランティア精神。人は誰しも、人のため社会のため役立ちたいという気持ちを多かれ少なかれ持っています。環境破壊が進み、先の見えにくくなった世の中では『自分の取り組みが未来につながる地に足の着いた体験』を求めているのではないでしょうか。限界集落での農作業、森林の下草刈り、介護の手伝いなどをして喜ばれることは生きがいにもつながります。私自身は、いろんな人たちと話し合って問題点を知り、改善に役立ちたいという思いから参加しています。

フィリピン・レイテ島の『水牛家族』というボランティア。

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 私が経験したボランティアのひとつはフィリピンのレイテ島で20年ぐらい前から始めた『水牛家族』という試みです。フィリピンでは大地主と小作農がいて、小作農の人々は大地主の畑を耕して生計をたてているのだけれど、賃金が低く大家族を充分養っていくことができない状況が続いていました。その訳は土地も肥料も畑を耕すための水牛も、地主に借りなければならないから。それを聞いた私の周りの人たちが、村に水牛を提供しようということを考えたんです。そうすると村は水牛を育てて子牛を生ませ増やして、村内の家庭に無料で貸し出すことができるから、地主から借りるお金を少しでも減らすことができます。水牛は元々地主が持っていたのを私たちが買って、所有権を村に移すということをしました。この活動で村人に毎年、少しずつ金銭的余裕が出てきて、水道を引いたり電気を引くこともできるようになりました。
 それを10年間、続けていたのですが、だんだんボランティアに取り組む人たちと考え方の相違が出てきたので活動を離れ、その次の年からミャンマーでの医療ボランティアの活動に加わったのです。

そしてミャンマーの医療ボランティア活動へ。

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 この医療ボランティアは慈善団体を通じて、横須賀の小児科医がミャンマーの医師に「子どもが医療を受けられず、すぐ死んでしまうから何とかして助けたい」と相談されたことから始まりました。私が参加した理由は、以前、レイテ島で血圧の高い人たちが困っているのを目のあたりにしても、どうすることもできなかった体験があり、機会があれば薬剤師として医療活動に参加し、直接役立つことができればと思っていたからです。
 行ったのは、ヤンゴンから12時間バスに乗ってやっと着いた集落です。メンバーは内科医、小児科医、歯科医と看護士2名、薬剤師は私、あと子どもたちのケアのために保育士が5名。そのチームで地域の学校を病院がわりにして、8時30分〜12時と13時〜17時までの間、無償の医療活動を行います。患者さんが途切れることなく、まるで野戦病院のような混雑。3日間で1460人の患者さんが来ました。ただ、最終的な私たちの目的は、持ってきた薬を現地の医師に譲って、引き続きそこで診療所を開設してもらうことでした。

他を思いやる気持ちを持つこと。それが、ボランティア。

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 ボランティアの資料は政府刊行物センターなどに置かれているし、農作業や間伐の手伝いは各県で募集しています。その他、企業単位でやっていることも多いのではないかと思います。ユニセフの、孤児が20歳になるまで支援するホストペアレンツの募集もあります。自分で動くのが難しくても、そういうカタチで人や地域に役立つことは充分可能です。ボランティアは、他を思いやる気持ちを持って、まずできることからやり始めれば良いと思います。自分のことだけじゃなく常に他の人たちのことを思いやる気持ちは、限られた資源を大切にする省エネや、環境改善にも役立つんじゃないかしら。だから企業も利益が出た分を常に社会に還元していく。積水ハウスでも和歌山県で植樹や森林保全活動をされていると聞いています。そういうことが浸透して当たり前になれば、環境も社会も、もっと良くなるのはまちがいないですね。だからこそ、ボランティアを体験した人は、現状や成果をもっと伝えていかねばならないと思います。