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美の伝承

街並みを伝える技

 建物を設計する時に大切なことは、その場所に合った建物をイメージすることです。廻りの建物との調和、木々や道路との関係性、土地のもつ風土や歴史的背景、さらに、そこに住む人々を知ることも重要になります。なぜなら建物を孤立させず、街並みに溶け込ませることで、“その街の財産”にしたい、と考えているからなのです。
 「グランドメゾン白壁櫻明荘」のある名古屋市東区白壁町は格式高いお屋敷町で、道筋沿いには門や塀や石畳が続く、「町並み保存地区」に指定されている地域です。
 設計計画は“街並み伝承”をコンセプトに、名前の由来にもなった「櫻明荘」という料亭の「長屋門」「見附けの庭」「書院の庭」そして樹齢約150年の「ムクノキの大木」などを保存対象にしました。さらに「灯籠」や「敷石」「古材」などもできる限り再利用。マンション名のプレートも、昔の表札の面影を残し、門の雰囲気に合うデザインに。道行く人が「料亭ですか?」と尋ねることさえあると聞きます。

道路からの見え方が、街並み景観を左右。

写真 ディテールへのアプローチで重要なのは、造形的なデザインアプローチです。例えばリビングなどにしつらえた、グレード感あふれる折り上げ天井。こうすることでフラットな天井にはない陰影や奥行きが生まれ、安らぎ感のある豊かな空間になります。外壁タイルも、色、テクスチュア、寸法から目地の幅、色、深さなどさまざまな要素を考慮します。
 また、生活シーンとして眺望を意識するなら、コーナーウィンドウを設けるとともに、腰壁の高さ、カーテンボックスの納まりに配慮したり、照明器具の種類や位置は家具や絵画などのレイアウトまでを想定しながら設計します。
 暮らしをリアルにイメージし、空間造りをする。求めるライフスタイルを見据えたディテール、それに見合ったデザインアプローチをトータルにプロデュースする。…良い住まいとは、ディテールに凝縮されていると言っても過言ではありません。そこにこそ、神は宿るのです。

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