それは、今、社会は激しく変動、多様化しており、将来が非常に予測しにくい時代だからです。現在の持続不可能な社会から早く脱却し、持続可能な社会を実現する必要がありますが、そのために解決すべき環境・社会的問題は、さまざまな複雑な要因が絡み合って起きています。企業にとってもそのように複雑な状況の中で大きなチャレンジが要求される時代だからこそ、時勢に流されることなく、どこに向かうべきかという自社のビジョンを明確に描くことが必要なのです。そうすることによって、今の延長線ではなく、全く新しい解決策を創っていくことができます。将来の市場で社会から支持され続けるために、ビジョンを持つことは企業戦略としても重要なのです。 ただ、実際の商品やサービス、事業活動のアクションプランがないビジョンは夢で終わってしまいます。持続可能な社会の原則を満たして成功した将来の姿を見据えながら、現在の問題をどう解決して次のステップを踏んでいくかを考える「バックキャスティング※」という手法を使いアクションプランを立て、それを検証していくことが有用です。場当たり的に取り組みを行うのでなく、積水ハウスのあるべき姿(ビジョン)を基点として取り組みの妥当性、方向性を検証することで無駄なく速やかに目標に到達することができます。 私たちは、その検証をより実践的なものとするために、持続可能性を4つの価値から考え、実際の事業にこれらをバランスよく配慮することで持続可能な社会に向かって発展していきたいと考えています。
|