積水ハウスでは、年月の経過やコンディションの変化に伴って変化する身体機能に対応できるように、誰にとっても安全安心で使いやすい「ユニバーサルデザイン(UD)」の考え方を随所に取り入れてきました。2000年度にはこの考え方を更に深化させるために「UD具現化プロジェクト」を発足。すべての人により快適な暮らしを提供するための新しいシステムづくりに取り組んでいます。
■生活行動の分類とレベル


住まい手の暮らし全体を考える中で、ユニバーサルデザインに基づいた様々な部材を開発しています。
明るさを感知するセンサを組み合わせ、足元の暗さを軽減する階段照明
「押す」「引く」のワンアクションで開閉できるプッシュプル式のバーハンドル
立つ、座るなどの動作を助けるトイレ手すり
積水ハウスでは、「品確法」で義務づけられた10年の瑕疵担保責任期間に独自の保証をプラスした「20年保証制度」を実施。さらに、20年目以降は、10年ごとに規定の診断と必要な補修を実施しながら保証を更新していく独自の「ユートラスシステム」を構築、建てた住宅を、メンテナンスによって長く快適に住み継いでいく住まい方を提案しています。

「ユートラスシステム」の概念図
暮らす人が求める生活像をもとに、必要なリフォームを商品化して提案する体制を整備。独自の部材や設計力をもとに質の高いリフォームを実施、専任スタッフによる充実したサポート体制を整えて、住まいの長寿命化に取り組んでいます。
積水ハウスのホームページにおいて、双方向コミュニケーションの体制を整備。2001年4月から積水ハウスのオーナーを対象とした「オーナーズクラブ」をスタートし、よりきめ細かなサポートを行っています。
「品確法」で導入された「住宅性能表示制度」に対応するために、技術的な検証を行い、等級表示に対応しています。「構造の安定」「劣化の軽減」「空気環境」の3項目は特に重要と考え、多くの商品でトップレベルの仕様を標準設定としました。