
成熟したヨーロッパの都市がそうであるように、公園は幼児からお年寄りまで幅広い年代の人々が集う場であり、多彩なコミュニケーションが可能なスペースでありたいと考えました。そこで、公園に開放的な広場としての性格をもたせ、それぞれに特色のあるテーマを設定。芝生を基本としながら、さまざまな種類の樹木・花木・草花を植栽し、モニュメンタルなアートを置いて、空間の個性を演出しています。また、3つの公園をこうえんみちで結ぶことにより、日常生活に身近に溶け込ませる工夫も施しています。



風力で不思議な動きをするモニュメント。風とアートがテーマの「風のこうえん」。
住民の自作の彫刻なども展示でき、アートの薫りが身近に感じられる公園。楽しい遊具やすべり台も備えています。時計のモニュメントを中心にゆるやかなせせらぎが流れる「時計のこうえん」
街のほぼ中央に位置。「コモアしおつ」の街づくりの核となる、林をイメージした公園です。ひときわ濃い緑とゆるやかなせせらぎが、潤いに満ちた景観を創造。芝生の築山やジャブジャブ池は、いつもにぎやかな歓声が響く、子供たちのお気に入りの遊び場です。トーテムポールとロックヒルがシンボル。自然のままの緑に囲まれた「石のこうえん」。
山をテーマにしたこの公園のシンボルは、カナダから選ばれたトーテムポールと、ここで掘り出された石をそのままディスプレイしたロックヒル。ハイキング気分も味わえます。ソフトボールやミニサッカーをはじめ、多目的に使える「スポーツのこうえん」。
運動広場にはバックネットがあり、子供たちのソフトボール場としてはもちろん、軽いキャッチボールやミニサッカーなどに幅広くお気軽にご利用いただけます。子供たちのスポーツ感覚を養うために、平均棒やラダーなどの幼児用のアスレチック器具も設置。また、広場のまわりにあるナラやサクラなどの樹木が、遊びのシーンをやさしい緑で彩ります。