健康経営の方針

すべての従業員が心身ともに健康で、幸せに、いきいきと働ける会社を目指して

「世界一幸せな会社」を目指すには、従業員一人ひとりが健康で、社内外でいきいきと充実した生活を送ることが必須条件となります。そして、活力に溢れた従業員の力は、企業の持続的な成長、 イノベーションの創出に不可欠です。そこで、従業員の健康の維持増進に向けた取り組みを重要な経営課題として位置づけ、「幸せ健康経営」の方針を定めて取り組んでいます。

積水ハウスグループの「幸せ健康経営」

企業理念の根本哲学である「人間愛」のもと、従業員の幸せに直結する心身の健康を高めるための制度・職場風土を整備するとともに、働き方改革を推進し、従業員が主体的に健康づくりに取り組むことを目指します。

第6次中期経営計画(2023年度ー2025年度)における位置づけ

2025年度をターゲットとした第6次中期経営計画では、ESG戦略における社会性向上の取り組みとして「人財価値と社会価値の向上により、企業価値を高めていく」ことを掲げています。このうち、人財価値を向上させていくための重要課題の一つとして、家族の幸せや従業員の健康といった幸せの基盤づくりを位置づけ、2025年度までの数値目標を設け、グループ全体で推進していきます。

健康経営優良法人として認定

上記方針に基づき「幸せ健康経営」に取り組んだ結果、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として経済産業省から健康経営優良法人(ホワイト500)に4年連続で選定されました。

健康経営推進体制

戦略的に幸せ健康経営を推進するための組織体制を整備

積水ハウスグループでは、従業員の健康維持増進をESG経営推進の重要課題の1つとして位置づけ、取締役会傘下のESG推進委員会(社外有識者2名含む)で承認された年度目標や計画に基づいて取り組みを進めています。具体的には、社会性向上部会の幸せ健康プロジェクト(2021年6月発足)が中心となり、健康保険組合等と連携して、課題の抽出、全社方針の策定、具体的な施策の立案、全従業員への周知・浸透を図ります。そして、施策ごとに設定した指標に基づいて評価・改善を行い、従業員の健康維持増進に向けて戦略的に取り組んでいます。
健康経営優良法人2022 ホワイト500
健康経営推進体制

健康課題、目標

健康・幸せづくり推進に向けた課題および取り組み方針

当社では、40歳以上の男性の肥満リスクが5割を超えていること、また、脂質リスク保有者は約7割、血糖リスク保有者も5割弱に達し、所属している健保の他社と比較してもこれらの割合が高い状態であり、「生活習慣病(メタボリックシンドローム含む)の予防」が健康課題であると認識しています。特に、当社の喫煙率は20%を超えており、日本全体の目標値(2022年に12%)から乖離しています。喫煙はさまざまな疾病のリスク要因であるとともに、受動喫煙による健康影響防止の観点からも、生活習慣の改善の中でも「喫煙率の低減」を注力して取り組むべき課題として位置づけています。
また、心の健康を保ち幸福度を高めるために、メンタルヘルスの改善に向けた取り組みを指標として定めるとともに、従業員と組織の幸福度を測定し、幸せづくりの推進に活用します。
そして、心身ともに健康で、幸せに、自分らしくいきいきと働く従業員を増やし、イノベーションを創出することで、お客様、地域、社会の健康と幸せに貢献し、持続的な事業成長につなげていきます。

5つの目標

1.生活習慣病リスク保有者の低減(メタボ+予備群含む)
2.喫煙率の低減
3.従業員/職場の幸せ度向上
4.生産性の向上(プレゼンティーイズムの改善)
5.メンタル不調の予防(長期欠勤・休職者の減少)

戦略マップ

戦略マップ

戦略マップに基づくKPIの実績

             

個々の取り組み

①幸せ健康チャレンジ6

 積水ハウスグループでは、従業員一人ひとりの健康・幸せづくりをサポートする取り組みとして、生活習慣およびココロについて6つの目標を設け、「幸せ健康チャレンジ6」と名付けてスタートしました。
具体的には、AIによる健診結果活用サービスや、自身や組織の幸福度を可視化できる幸せ度を活用し、自らの課題に基づいた「MY幸せ健康宣言」を立て、その達成に向けて、チャレンジ6のイベントやセミナー等に参加しながら、従業員が主体的に楽しく進める幸せ健康づくりです。
従業員代表による「幸せ健康プロジェクト」(2021年6月発足)のメンバーが6つのチャレンジのリーダーとして、イベントやセミナーを企画し、個々人が設定したチャレンジおよび幸せ健康宣言の達成に向けたサポートを行っています。
積水ハウス「幸せ健康チャレンジ6」~心身の健康づくりに向けた6つのチャレンジ
持続的な幸せ健康づくりをサポート

従業員代表による「幸せ健康プロジェクト」発足

「幸せ健康プロジェクト」は、従業員の健康・幸せづくりをサポートするために2021年6月に発足しました。従業員一人ひとりが自分ごととして取り組めるよう、居住地も年齢もさまざまな事業所の従業員がメンバーとして参加し、当社の幸せ・健康づくりの指針となる「幸せ健康チャレンジ6」を企画。楽しく主体的に取り組んでもらえる内容をディスカッションしながら、活動しています。
◇スローガン
始めよう!私の健康チャレンジ -Start! My Challenge-
◇取り組み

②メンタルヘルスケア

管理職対象の「メンタルヘルスマネジメント研修」、入社2〜3年目の従業員対象の「セルフケア研修」などを実施。全従業員のメンタルヘルスに対する理解促進・意識向上を図っています。
2020年は、従来から各事業所で策定していた「心の健康づくり計画」を本社に提出し、PDCAをより確実に回す業務フローを構築しました。早期発見による休業長期化防止、労災認定基準の改定を踏まえた長時間労働対策、セルフケア促進によるメンタル疾患の軽減などに取り組んでいます。

③幸せ度調査の実施

従業員と職場の幸せの相関を分析する「幸せ度調査」を日本企業で初めて実施
従業員の「幸福度」とは、働きがいや自己成長など主観的で、仕事とプライベートを含む人生全体の指標です。米国の心理学者による研究によれば、幸福度が高い従業員はそうでない者より創造性が3倍高く、生産性は31%高いといいます。従業員が幸せに働くことで、高いパフォーマンスを発揮し、コミュニケーションが活性化してイノベーションが生まれやすくなります。
『「わが家」を世界一幸せな場所にする』というビジョンの実現には、まずは従業員の幸せを追求することが大切。そこでグループ全従業員の約27,000名を対象として、2020年11月に「幸せ度調査」を日本企業で初めて実施し、その後も毎年1回継続して調査を行っています。自分と職場の幸せを「見える化」することで、従業員一人ひとりの幸せを追求していくための具体策につなげます。
調査結果については、個人と事業所にフィードバックした上で、幸せワークショップを開催。各事業所と個人の幸せ度向上アクションを考えて実行することで、ワークエンゲージメントの向上を図ります。

幸福度向上の取り組みとして、パイロット事業所における幸せ度調査ワークショップを開催

パイロット支店において、 2021年4月と7月の2回、幸せ度調査ワークショップを開催しました。
<内容>
 1回目:自分の幸せ、仲間の幸せを少人数のグループで話し合い、幸せのために自身が実行すること発表
 2回目:新たな前回の振り返り、幸せエピソードのシェアについてディスカッション

<結果>
 2回目のワークショップ終了後、改めて幸せ度調査を実施したところ、全ての項目で「幸せ度」が上昇しました。

参加者からは、改めて「会話」と「感謝」が必要だと感じた。この幸せ実現の取組みにより、感謝の言葉『ありがとう』が飛び交い、社員一人一人が「幸せ」を実感し、お客様にも「幸せ」を広めていきたい等の感想が聞かれました。
ワークショップ

④その他の取り組み

◇ヘルスリテラシ―の向上
・健診結果活用サービス(ヘルシーチャレンジ)の活用
AIによる健診結果に基づく将来の健康リスク予想と改善提案、健康のヒントの見える化サービスを2020年8月利用開始。
累積閲覧率は57.2%(2023年1月時点)。

・健康セミナーの実施
チャレンジ6セミナーとして、2022年度は計35回実施。延べ参加者数は11,965人。
その他ニーズの高い「目・肩・腰の痛み」に関するセミナーなどを実施。延べ参加者数は377人。

・女性の健康
女性の健康について、男性従業員も参加可能なセミナーを開催。
不妊治療や更年期障害、生理などをテーマに計2回実施。延べ参加者数は242人。
◇楽しく主体的に健康・幸せづくりを実践
・歩行促進イベント(ウォーキングチャレンジ)
スマートフォンでカウントされた歩数を集計し、事業所ごとに平均歩数を可視化。事業所ランキングのほか、事業所内での自身の順位を見える化し、楽しみながら健康づくりに取り組むアプリとして、2019年2月から導入。2023年1月時点で、20,816人 が参加。

・レシピコンテスト
健康につながる食事メニューへの意識を高めることを目的で、 「まごわやさしい」食材を使った健康レシピコンテストを開催。応募29レシピから優秀レシポとして6点を選出。