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活動2:合法で持続可能な木材「フェアウッド」の利用促進

フェアウッド調達

木材調達ガイドラインの運用と改定

「木材調達ガイドライン」に基づき、違法伐採の可能性や樹木の絶滅危惧リスク、伐採地からの距離、木廃材の循環利用、伐採地の社会面など多面的な視点で調達木材を評価しています。2016年度は、目標としたS・Aレベルの木材は前年同様の93%でしたが、Sランクの木材は8ポイントアップの79%まで高まりました。

フェアウッド調達(持続可能性、生物多様性に配慮した原材料調達)

写真:一棟の住宅で使用される建材/住宅一棟で使用される部材は数万点に及びます

一棟の住宅で使用される建材
住宅一棟で使用される部材は数万点に及びます

私たちの暮らしや企業活動は、生物多様性の恵みに基づく資源や生態系のもたらすサービスに支えられて成り立っています。特に、大量の木質建材を利用する住宅メーカーとして、貴重な生物由来原料である木材については、持続可能性に配慮して計画伐採され、かつ、社会的にも公正な木材を原料として選択することが重要です。

木材調達ガイドラインとは

海外において森林の違法伐採や過剰伐採が根絶されない一方、国内では木材自給率が上昇に転じているものの、未だに33%に過ぎず、伐採されずに放置されて山が荒廃するなどの問題があります。

積水ハウスは大量の木材を利用する住宅メーカーとして、これらの問題に取り組むため、合法性や生物多様性を軸に、伐採地住民の暮らしまでを視野に入れた「木材調達ガイドライン」を2007年4月に策定。約50社の主要木質建材サプライヤーに対して毎年詳細な実態調査へのご協力をいただき、必要に応じて指導やアドバイスを重ねながら、これに基づき、「フェアウッド調達を推進し、調達レベルの向上を図る取り組みを始めました。さらに2012年、調達に人権や労働安全の視点を加える改定を行い、現在の取り組みに至っています。

「木材調達ガイドライン」は10の調達指針で構成され、違法伐採の可能性や樹木の絶滅危惧リスク、伐採地からの距離、木廃材の循環利用、伐採地の先住民にとっての伝統的・文化的アイデンティティ、伐採地の木材に関する紛争など、多面的な視点で調達木材を評価できるようになっています。当社のこのガイドラインは、単に生物多様性への配慮だけでなく、ISO26000の要請する各国の社会的課題への配慮の視点も含む内容として構成しています。

なお、当社は、認証材の採用を単独の調達目標とはしていません。なぜなら、小規模生産者の中には認証取得のコスト負担上の理由から認証は取得しないでも、専門家の指導などを受けながら「アグロフォレストリ(混農林業)」など、持続可能なコミュニティ林業に取り組んでいる生産者もいるからです。

確かに認証材の限定は客観性が高く分かりやすい指標ですが、当社のように大手のメーカーが、納入する木質建材サプライヤーに対して認証材だけの供給を強いてしまうと、サプライヤーに納入しているこうした生産者の健全な経営のチャンスを制限してしまうことになるため、川下の大手メーカーの責任として、そのトレーサビリティについてのしっかりした情報捕捉を前提として、これらの採用にも努めています。

  • ※ フェアウッド:伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材、木材製品のこと。
    一般財団法人 地球・人間環境フォーラムと国際環境NGO FoE Japanが提唱

積水ハウス独自の「木材調達ガイドライン」の内容

「木材調達ガイドライン」の10の指針(2012年度改訂版)

以下の木材を積極的に調達していきます。

  1. 違法伐採の可能性が低い地域から産出された木材
  2. 貴重な生態系が形成されている地域以外から産出された木材
  3. 地域の生態系を大きく破壊する、天然林の大伐採が行われている地域以外から産出された木材
  4. 絶滅が危惧されている樹種以外の木材
  5. ★ 生産・加工・輸送工程におけるCO2排出削減に配慮した木材
  6. ★ 森林伐採に関する地域住民等との対立や不当な労働慣行を排除し、地域社会の安定に寄与する木材
  7. 森林の回復速度を超えない計画的な伐採が行われている地域から産出された木材
  8. ★ 計画的な森林経営に取り組み生態系保全に寄与する国産木材
  9. 自然生態系の保全や創出につながるような方法により植林された木材
  10. ★ 資源循環に貢献する木質建材

★:2012年度に改訂した項目

(改訂の趣旨等、詳細は末尾の【参考資料】を参照ください)

↓

調達レベルの評価 ~指針の合計点で調達ランクを決定

合計点(最大43点) 調達ランク
34点以上 S
26点以上、34点未満 A
17点以上、26点未満 B
17点未満 C

各調達指針の合計点で評価対象の木材調達レベルを高いものから順にS、A、B、Cの四つに分類。
10の指針の中で特に重視している1、4に関しては、ボーダーラインを設定。

2016年度の実績

2006年度に策定し2007年度から運用を開始した「木材調達ガイドライン」も9年目となり、多くのサプライヤーがこれを参考に、自社の調達状況の改善を進めています。

2016年度は、目標としたS・Aレベルの木材調達比率95%には届かず、前年同様の93%でしたが、最上位のSランクの木材は前年比8ポイントアップの79%まで高まりました。

上述の通り、認証木材に限定した目標管理はあえて実施していませんが、その比率は高まりつつあり、当社の場合は構造材だけでなく内装設備などすべての建材・設備も含めてすべて管理しており、これら個々の設備部材まで含んだ場合は前年比4ポイントアップの63%が認証材となっています。

特に、2016年度は議員立法により策定された「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」の施行に向けた省令作成の動きが本格化しましたが、本格試行の2017年5月以降は違法伐採に対する大手ハウスメーカーの責任やサプライヤーへの影響力もますます拡大していくと認識しており、今後もサプライヤー各社に対してよりキメの細かい改善提案を進めることで質の向上を図っていく予定です。

取り組みの推移

グラフ:取り組みの推移

伐採地域別割合

グラフ:伐採地域別割合

【参考】「木材調達ガイドライン(2012年 改訂版)」(改訂趣旨等)

調達指針⑤ … 「生産・加工・輸送工程におけるCO2排出削減に配慮した木材」を調達します

乾燥工程の使用エネルギー

【趣旨】木材のライフサイクルCO2の中で、乾燥工程が占める割合は非常に大きいため、(調達指針⑤の)評価項目とします。

加点 乾燥時のバイオマス利用状況
2点 通常バイオマスの実を利用しているが、時期によっては補助的に重油を使用することもあるなど、乾燥熱源の過半数以上でバイオマスなど非化石燃料を使っている。
1点 乾燥熱源の過半数以上は化石燃料だが、過半数に届かないまでも、一定量のバイオマスを使用している。もしくは、バイオマスを活用する時期がある。
-1点 バイオマスを使うこともあるが、ごくわずかで、ほとんど使っていない。もしくは、バイオマスを使っていない。乾燥時に使っている熱源が不明

調達指針⑥ … 「森林伐採に関する地域住民等との対立や不当な労働慣行を排除し、地域社会の安定に寄与する木材」を調達します

木材調達における人権擁護や不当な労働慣行の廃止、伐採地の地域社会の安定などに関する取り組み

【趣旨】木材調達のさまざまな段階で(調達指針⑥のような)社会秩序を乱すマイナス面が大きな課題としてありますが、一方で、労働者の人権擁護や不当な労働慣行を見直す動きも始まっています。また。代々受け継がれてきた森林と共生する林業や、小規模農業と組み合わせることで木が育つまでの収入を確保するアグロフォレストリー(混農林業)など、地域社会の安定を維持する取り組みも広がってきています。

加点 取り組みの内容
1点 人権や労働慣行に関する企業方針や調達指針等、明文化された文書があり、取引先含め、共有されている。
1点 人権や労働慣行関する訴訟や通報に対応できる仕組み(組織、システムなど)を構築しており、過去10年間に重大な訴訟や通報が無いことを確認できている。
1点 コミュニティ林業やアグロフォレストリーなど、伐採地住民の主体的な森林経営に貢献する木材調達を行っている。
  • CSV戦略① 住宅のネット・ゼロ・エネルギー化
  • CSV戦略② 生物多様性の保全
  • CSV戦略③ 生産・施工品質の維持・向上
  • CSV戦略④ 住宅の長寿命化とアフターサポートの充実
  • CSV戦略⑤ ダイバーシティの推進
  • CSV戦略⑥ 海外への事業展開

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