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活動報告

フェアウッド調達

環境NGOとの協働

「木材調達ガイドライン」の運用について国際環境NGO FoE Japanと継続的に交流を重ねています。2015年度は、違法伐採対策に関する議員立法案や東南アジアの新しい木材の動きについて緊密に情報交換を行いました。

積水ハウスがこの「木材調達ガイドライン」を策定するに当たって注意したのは、自社の独善的なガイドラインに流れないように客観性を確保しつつ、作成過程の透明性を担保することです。そのために、世界の木材の生産にかかわる最新の状況を把握しつつ、各サプライヤーの抱える現実的な課題を踏まえて、国際環境NGO FoE Japanとの検討を重ねてきました。

NGOとの協働は制定だけに留まらず、実際の運用段階における検証依頼や相談、そして日常的な内容の見直しにつながっています。例えば、2011年度においても、2010年11月1日にISO(国際標準化機構)による国際規格であるISO26000の発行を受けて、木材生産地における住民の生活安定など社会性への配慮についてNGOから最新の状況説明を受け、これに基づき何回もの協議を経てガイドラインへの現実的な反映の検討を重ね、2012年度にはガイドラインを改訂しました。さらに、改訂したガイドラインに基づいて木質建材のサプライヤーへの実態調査回答内容に関しても、新しい伐採地や樹種についての評価依頼などをはじめとする多くのアドバイスをもらいました。

当社からも、温暖化防止のために木材の乾燥工程における重油の利用等についてのサプライヤーの現状を説明し、バイオ利用の加点評価の可能性について世界の先進事例についての報告を受けて議論を行う等、極めて高い運用レベルへの反映にまで踏み込んで意見交換を行っています。

「資材調達」という経営の根本にかかわる部分についても、こうした本音の意見交換ができるようになっており、企業にとっても世界標準の異なる価値観を認識して事業への反映可能性を検討する貴重な機会となっています。

近年は個々のサプライヤーから、自社においても木材調達のあり方についての改善を進めるに際しNGOを紹介してほしいという要請もあり、当社が築いたNGOとの信頼関係はサプライヤーにも波及し始めています。

また、環境や社会性にも配慮した公正な木材「フェアウッド」の浸透について、FoE Japanの協力依頼を受け、地球・環境人間フォーラムと共同で進める「フェアウッド研究部会」に参加し、企業等参加組織に対して自社の取り組みや進め方のアドバイスなどを講演しました。

また、2015年度は、環境NGOの意向も踏まえた議員立法による違法伐採対策制度検討を受け、合法伐採木材等の利用の促進に関する法律案の議論が本格化しました。こうした動きに対して情報交換を進め、当社の現状などを踏まえて、どのように対応を進めればよいかについても踏み込んだ議論を行い、準備を進めました。

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