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活動1:「5本の樹」計画による、地域の生態系に配慮した在来種植栽の推進

「5本の樹」計画

「新・里山」と「希望の壁」

「5本の樹」計画に基づく「新・里山」は、大阪駅にほど近い「新梅田シティ」に整備され、市民やオフィスワーカーが身近な自然を感じることのできる憩いの場です。「希望の壁」と共に「低炭素杯2017」(後援:環境省、文部科学省他)において 審査員特別賞を受賞しました。

「5本の樹」計画の実践の場「新・里山」

積水ハウス本社所在の「新梅田シティ」は、「梅田スカイビル」(40階、173m)を中心とした大阪の代表的なランドマークで注目のエリアとされています。オフィスなどが入居する連結超高層ビルは、英紙「タイムズ」に「世界を代表とするトップ20の建物」として掲載。2017年3月には、「行って良かった!日本の展望スポット ランキング 2017」15位にも選ばれ、大阪の施設では1位。空中庭園展望台の入場者数は約139万人となり、そのうち、外国人観光客が7割を越え、今後もさらに多くの方にお越しいただけることが期待されます。

このような中、この足元に位置し、「新梅田シティ」の一角を占めるのが2006年に整備した「新・里山」(約8000m²)。

当社「5本の樹」計画の考え方に基づき、雑木林や竹林、棚田、野菜畑、茶畑などを配し、失われつつある日本の原風景「里山」を都心部に再現した自然豊かなエリアです。原種・在来種を中心に植栽することで、地域に生息する生き物の多様性にも配慮しています。

11年を経て、緑量も増え、多様な植物、鳥や蝶など多くの生き物をはぐくみ、身近な自然を感じることのできる場として市民やオフィスワーカーに親しまれてきました。また通常、都会では見られない「ハイタカ」や、絶滅危惧種である「ミゾゴイ」が1カ月以上滞在しました。専属の造園管理会社の社員が、常駐で管理。無農薬を心掛け、自然に負荷の少ない有機栽培管理による循環型の管理を行い、生き物をはぐくむ場を創出しています。

写真:生態系ピラミッドの頂点に位置する「ハイタカ」が飛来するほど豊かな生物多様性を保持しています

生態系ピラミッドの頂点に位置する「ハイタカ」が飛来するほど豊かな生物多様性を保持しています

写真:2013年10月 絶滅危惧種「ミゾゴイ」が飛来 約1カ月滞在。農薬不使用によりエサとなるミミズなどが豊富

2013年10月 絶滅危惧種「ミゾゴイ」が飛来
約1カ月滞在。農薬不使用によりエサとなるミミズなどが豊富

「新・里山」の四季折々

写真:春

写真:夏

写真:秋

写真:冬

緑化モニュメント「希望の壁」

「希望の壁」は、建築家 安藤忠雄氏の発案により当社が建設し、2013年11月に完成した、「新・里山」に隣接する高さ9m・長さ78m・奥行3mの巨大な緑化モニュメントです。

壁の側面は、当社「5本の樹」計画での選定樹種であるソヨゴ、クチナシ、ヒラドツツジ、ヤブツバキ、ヤマブキ、フジ、オオイタビなどを中心に約100種類2万本以上の多彩な植物で覆われ、開花時期の異なる草木の計画的配置により、四季に応じて変化する表情を楽しむことができます。

また、蝶を招く花木も混植することにより、「新・里山」の「バタフライ・ガーデン」ともつながる「バタフライ・ウォール」を目指し、蝶の専門家とも情報交換を行っています。

写真:「希望の壁」と「梅田スカイビル」

「希望の壁」と「梅田スカイビル」

図:「希望の壁」

地域の人々やオフィスワーカーとはぐくむコミュニケーションの場として活用

「新・里山」では、田植え等のイベントを通じた地元の小学校、幼稚園等の教育の場として、オフィスワーカーの農作業ボランティア活動などにより、日常的に親しまれる地域密着型のコミュニティの場として、愛されてきました。2016年度の小学校を対象にした教育支援活動では、生徒たち自らで育てた「新・里山」産のモチ米を使った餅つき体験を今回、初めて実施しました。また、新梅田シティで働くオフィスワーカーによるボランティア組織「新梅田シティ里山くらぶ」では、年間を通じて勤務前に活動する「朝活」や、昼休み時間内に活動する「昼活」に加え、かかし作りや田んぼで収穫したモチ米を使った餅つきなども活動の一部に採り入れています。

また、生物多様性推進活動の一環として、おおさか生物多様性パートナー協定に基づき、大阪府の説滅危惧種に指定されている「ミズアオイ」を植樹、生育を見守り、社員による生物多様性の勉強会を実施し、理解を深めました。今後の生物多様性推進活動に生かせるよう、活動を継続実施する予定です。

「希望の壁」では、地元の方々、子どもたちに愛着を持ってもらうことを目的に、年間を通じてさまざまなイベントを実施しています。この「希望の壁」を世界最大のバタフライ・ウォールにしようという思いを込め、子どもたちの手によって、蝶の幼虫の食草である柑橘系植物やキャベツ苗を「新・里山」に植え、ここで育った蝶が蜜を吸えるよう花苗を「希望の壁」に植樹しています。

写真:小学校5年生による田植え

小学校5年生による田植え

写真:オフィスワーカーによる冬野菜の手入れ、収穫

オフィスワーカーによる
冬野菜の手入れ、収穫

写真:子どもたちによる「希望の壁」への花苗の植樹

子どもたちによる
「希望の壁」への花苗の植樹

写真:社内環境推進活動組織による「ミズアオイ」植樹

社内環境推進活動組織による
「ミズアオイ」植樹

写真:社員による生物多様性勉強会

社員による生物多様性勉強会

写真:大阪府 絶滅危惧種 ミズアオイ

大阪府 絶滅危惧種 ミズアオイ

受賞歴

「新・里山」「希望の壁」での取り組みが評価され、「低炭素杯2017」(後援:環境省・文部科学省他)において、審査委員特別賞を受賞しました。

本取り組みは、さまざまな地域団体の特性を生かし地球温暖化防止に挑む取り組みの発表を通じ、連携や意欲を創出する場を目指しています。全国から951団体が参加する中、当社については、企業の先駆性や実現性、また地域への貢献度、必要性、持続性等の観点で高い評価をいただきました。

2008年 「第2回キッズデザイン賞」(「新・里山」空間を使った地元の子どもたちへの環境教育活動)
主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
2009年 「一村一品知恵の環大作戦」全国大会 銅賞受賞
主催:環境省 ストップ温暖化
2010年 第7回「企業フィランソロピー大賞」特別賞
主催:公益社団法人日本フィランソロピー協会
2010年 「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」
主催:財団法人都市緑化機構
2013年 「第7回キッズデザイン賞」受賞(「5本の樹」計画を活用した全国での自然教育活動)
主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
2014年 第34回「緑の都市賞」内閣総理大臣賞受賞
主催:財団法人都市緑化機構
2016年 「低炭素杯」2017審査員特別賞受賞
主催:低炭素杯実行委員会 後援:環境省、文部科学省、プラチナ構想ネットワーク
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