人々の暮らしと地域社会にかかわる事業を営む当社は、地域と社会の一員として、さまざまな社会貢献活動を進めています。企業理念の根本哲学「人間愛」を活動理念に掲げ、「住文化向上」「次世代育成」「環境配慮」を柱に、本業を通じた活動はもちろん、「従業員のボランティア活動、チャリティー参加」「NPO・NGOとの協働、活動支援」「教育機関と連携した教育支援活動」などで、一人ひとりの自発的活動が可能な仕組みづくりや、地域に根差した活動を続けています。
従業員との共同寄付制度「積水ハウスマッチングプログラム」(会員数約1700人)を2006年度から開始。NPOなどの団体を支援しています。このプログラムは、従業員が給与から希望する金額(1口100円)を積み立て、それに当社が同額の助成金を加えて寄付する仕組みです。「積水ハウスこども基金」「積水ハウス環境基金」の2基金があり、会員代表で構成する理事会で支援先を決定します。
「積水ハウスこども基金」は、「子育ての社会的環境整備に向けて従業員が協力、参加している」「NPO法人などからのフィードバックがある」と評価され、第4回キッズデザイン賞※(ソーシャルキッズサポート部門)を受賞しました。また、さらに多くの従業員の社会参加を促すため、活動参加情報の提供など、会員への情報充実を図っています。
※主催 : NPO法人 キッズデザイン協議会
プログラム助成 【 11団体1403万円 】
●こども基金 5団体695万円
●環境基金 6団体708万円
基盤助成 【 19団体380万円 】
●こども基金 9団体180万円
●環境基金10団体200万円
●NPO法人 アトピッ子地球の子ネットワーク
●NPO法人 ADRA Japan
●NPO法人 CAPセンター・JAPAN
●NPO法人 国境なき医師団日本
●NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
●NPO法人 アサザ基金
●NPO法人 白神山地を守る会
●NPO法人 日本国際ボランティアセンター
●公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)
●NPO法人 みどり大阪
●NPO法人 緑の地球ネットワーク

小学校の新校舎建設で、こどもたちの学習環境を改善
NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン 今村 郁子氏
旧校舎は狭く、吹き込む雨で土の床がぬかるむなど学習環境は劣悪でしたが、新校舎の完成で環境改善とともに十分な教室数を確保することができました。こどもたちは勉強に集中できるようになり、地域コミュニティ全体の教育に対する関心も高まっています。

地球温暖化防止、環境保全を推進するためには、次世代を担うこどもたちへの啓発活動も大切です。当社は「エコ・ファースト企業」として環境大臣と取り交わした三つの約束を楽しく学べる体験学習プログラムを実施しています。
2005年から、本社のある梅田スカイビルで開催されている「障害者週間行事」(後援:内閣府)に参画、運営に協力しています。
「障害者と社会をつなぐシンポジウム」では、「経営戦略としての障害者雇用」について会場全体での意見交換を実施。行政・企業・NPO・市民がともに考え、話し合う有意義な場となりました。
1996年、「六甲アイランドCITY」(神戸市東灘区)と深いかかわりのある当社とP&G社が共同で、神戸市における国際的・文化的なコミュニティづくりに資する事業や活動を助成する基金を設立しました。NPOなど多くの団体の活動を支援しており、2010年度は38件の活動に合計2200万円を助成。助成累計は計3億2578万円となりました。

2005年度から、学生とともに住空間デザインを考える産学共働の商品企画プロジェクト「地球にやさしい住生活デザインコンペティション」に参画、運営に協力。住空間における環境意識を高め、暮らしの質を向上させる商品の企画、産学の連携強化、学生間の交流促進、若手デザイナーの育成を主目的に開催しています。
2010年度は全国63大学・267作品の応募があり、関東・関西でそれぞれ最優秀賞1作品、優秀賞1作品などが決定しました。
関西ブロック 最優秀賞
「雨をひっかける壁」
大阪市立大学大学院
内藤まみさん、
洲崎海さんの作品
関西ブロック 最優秀賞
「めぐりバス」
日本大学大学院
今野和仁さん、
高橋雄也さん、
永嶋竜一さんの作品
総合住宅研究所の一角を、日本の住生活研究の礎を築いた故京都大学名誉教授 西山夘三氏が生涯にわたり収集・創作していた研究資料約10万点を保管するNPO法人 西山夘三記念すまい・まちづくり文庫(京都府木津川市)に提供し、活動を支援。2002年から開催の「すまい・まちづくりフォーラム関西21」への協賛もその一つで、2010年度までに計27回、本社のある梅田スカイビルや総合住宅研究所などで開催。次代のすまい・まちづくりの持続的発展につながる情報発信や、市民と専門家、行政と民間、メーカーとユーザーなど、新たな関係の構築に寄与しています。
住まいづくりのための「人づくり」の活動を

積水ハウスの企業理念にある根本哲学「人間愛」に立脚した社会貢献活動を展開されています。中でも積極性を感じる視点は「参加」と「協働」です。これらの実践によって、より社会的な「人づくり」に結実するでしょう。
人々の暮らしを支える住まいづくり・まちづくりを進めるためにも、さまざまな市民活動に触れるのは重要なことですので、今後もこういった支援活動をじっくりと育てていただけることを期待します。
社会福祉法人 大阪ボランティア協会 事務局長 水谷 綾氏
NPO現場に出向き、運営支援やNPOガバナンス構築に取り組む傍ら、行政との協働、企業のCSR/社会貢献プログラムづくりにも注力。ISO26000国内委員やNPO法人会計基準策定委員など各種委員も歴任。
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