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トップコミットメント

社長


住宅業界のリーダーとしての責任を自覚し事業拡大とCSRに今後も全力で取り組みます。

50年間の信頼に感謝するとともに次なる50年を見据え挑戦を開始しています。

当社は2010年8月、創立50周年を迎えます。時代とともに大きく揺れ動いていた我が国の住宅産業界にあって、50年という長い年月を当社が歩んでこられたのは、ひとえにお客様からの信頼という大きな支えがあったからです。あらためて皆様には深く感謝いたします。

創立50周年を踏まえ、当社は自らの依って立つ「原点」を確認するとともに、次なる50年を見据え、さらなる飛躍をめざすための「中期経営計画」を策定しました。そして、同計画に基づいて、環境配慮型住宅「グリーンファースト」を軸とする、新たな挑戦を開始しました。

2009年度は厳しい経営環境の中、当社にとって上場後初めての営業赤字計上となりましたが、これを新たな飛躍のための起点として、多様化する市場に対してグループ全社の連携によって柔軟かつ的確に対応し、持続的成長をめざしていきます。

「グリーンファースト」によって業績向上とCO2削減を推進します。

今後の成長に向けた最重要課題は「販売の拡大」であり、その大きな柱となるのが「グリーンファースト」戦略です。これは1年前のCSR委員会において、当社の果たすべき社会的責任(CSR)と、当社の強みである「環境技術」をしっかりと結びつけた事業展開について議論を重ねた結果、生まれたものです。2009年春から鉄骨・木造戸建、賃貸の各分野で、最高レベルの環境性能を備えた環境配慮型住宅「グリーンファースト」を前面に打ち出し、営業活動を展開しています。

「グリーンファースト」は、市場の環境意識の高まりを背景に、2009年後半から上向きとなり、2009年度の戸建太陽光発電システムの契約実績は当初目標の6,000棟を大幅に上回る7,030棟に達しました。また戸建住宅全体でのCO2削減率は、政府目標のマイナス25%を大きく上回るマイナス44%(1990年比)と、環境面においても高い成果をあげています。

2010年度も「住宅エコポイント制度」を含めた政策的な“追い風”も活用して「グリーンファースト」の拡大を図り、事業と環境の両面で社会に貢献していきます。

グリーンファースト戦略:グリーンファースト率(太陽光発電、燃料電池の搭載率)のグラフ

グリーンファースト戦略:CO2削減量のグラフ

「住宅ストック」分野のニーズにもきめ細かく応えていきます。

さらに、この50年間に当社が全国に建設してきた累計200万戸に及ぶ膨大な住宅ストックに対しても、「エバーループ事業」やリフォーム事業、当社物件をリフォームする際の独自の「Wエコポイント制度」など、さまざまな角度からの提案を通して販売拡大に努めていきます。

また当社では、従来から全国のカスタマーズセンターを中心にご入居後のオーナー様へのサポートに注力していますが、2010年はこれをさらに強化したオーナーサポート活動をグループ一丸で進める予定です。 全国のオーナー様を一人ひとりお訪ねし、これまでの50年への深い感謝の気持ちを伝えるとともに、現在の住まいへの評価、家族構成の変化、今後のライフプランなど、さまざまなニーズを伺って、それらにきめ細かく対応していくことで、さらなる信頼の獲得とお客様満足度の向上をめざします。

「人」が最大限に力を発揮できる構造改革を推進します。

目まぐるしい経営環境の変化に対応するため、徹底した構造改革にも取り組んでいます。この直接の契機は、2009年実施した滋賀工場の生産機能停止ですが、これを経営資源を最適に再配置していくための機会として前向きに捉え、「販売力強化(に向けたお客様対応力の向上)」「(生産部門集約化による)生産性の向上」「本社部門のスリム化(を中心とした構造改革)」「グループ全体の連携強化(による収益力の向上)」という4つのテーマを明確化し、一切の“聖域”を設けない真の改革に、全社・全グループで取り組んでいます。

そこで大きな課題となるのが「人材育成」です。住宅を取り巻く状況が大きく変化する中、高い提案力を持った人材がこれまで以上に求められています。当社にとっての最大の経営資源である「人」の力をさらに高めていくため、リーダー層に対する研修の強化、職種ごとの専門教育の拡充など、さまざまなレベルで人材育成策の強化に取り組んでいます。

 

当社企業理念の根本哲学である「人間愛」に基づいて、各部門リーダーが“無償の情熱”を持って部下の人間的成長を支援していくことで、一人ひとりが持てる資質・能力を最大限に発揮できる、強く、しなやかな組織をつくりあげていきたいと思います。

CSRの基盤であるコンプライアンスをさらに強化・徹底していきます。

CSRの基盤となる「コンプライアンス」については研修、従業員への意識調査、法令遵守体制の拡充などの取り組みを愚直に実施し、さらなる強化に今後も努めていきます。

「経済性」と「社会性」を両立できるかどうかが、企業の命運を決します。厳しい状況の中だからこそ、利益優先に走って社会性を失うようなことがあっては、決してなりません。当社の伝統とも言える、風通しのいい企業風土を守りつつ、お客様や取引先との関係をはじめ、各所にチェック機能をしっかりと働かせ、各従業員が高い意識と自覚を持って与えられた使命を果たしていく企業であり続けたいと思います。 そのためにもCSR推進リーダーである私自身が、社会的責任の重大性を常に自覚し、関係会社・協力会社も含めた積水ハウスグループ全体に率先垂範していきます。

2009年、当社は日本財団によるCSRレイティングにおいて「日本が世界に誇るべきCSR先進企業」の第1位にランキングされました。

これからも当社は企業理念の根本哲学である「人間愛」に基づき、一人ひとりが「創意を活かし、時代に挑戦」する気概を持って、自らの仕事に高い誇りとやりがいを持てる事業を展開し、社会に貢献してまいります

(2010年4月)

代表取締役社長 兼 COO 阿部 俊則

私たちの約束(2010年度)

  • 居住時の温暖化対策として、「グリーンファースト」を推進し住宅の省エネと太陽光発電システム(目標10,000棟)、燃料電池(目標2,400台)の普及に努めます。
  • 生産部門を含めた事業活動においてもチャレンジ25キャンペーンに基づき環境負荷軽減活動を進めます。
  • 災害に強い住まいやユニバーサルデザイン、健康、環境などに配慮した「安全」、「安心」、「快適」な住まいを提供することにより、良質なストックを形成します。
  • 住まいを永く住み継ぐため、独自の保証延長システムとオーナー住宅買取再生事業「エバーループ」を推進し、新たな住宅流通市場の形成に貢献します。
  • 「5本の樹」計画に基づく生態系保全に注力し、引き続き年間100万本の植樹を目標とします。
  • 「まちづくり憲章」に基づき、豊かな環境とコミュニティを育み、住み継がれるまちづくりを推進します。
  • 生産・施工・アフターメンテナンス・リフォームの4部門でのゼロエミッションを継続し、廃棄物の発生量自体の削減と再資源化を進めます。
  • グループ会社や協力工事店とも志を共有し、施工品質管理や若手育成で連携し、共存共栄をめざします。
  • 持続可能な木材利用をめざす「木材調達ガイドライン」、室内空気環境に配慮した「ケミケア仕様」の普及を推進し、サプライヤー(納入業者)と協働してフェアウッド調達や化学物質への配慮などの取り組みを広げます。
  • 女性の活躍支援をはじめ、多様な人材と次世代の育成を積極的にサポートします。
  • 全ての業務においてコンプライアンスの徹底を図り、従業員の意識向上と適正な業務推進体制整備を進めます。

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