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教育貢献
住文化の向上・教育貢献の考え方・方針住文化の発信教育貢献
総合住宅研究所の教育貢献

 当社総合住宅研究所内にある「納得工房」には、人間性豊かな住まいと住環境をつくるために、生活者とともに体験・検証する「生活体験学習基地」として、1990年の開設以来58万人を超える来館者が訪れています。そしてその半数以上の方々は住まいづくりを体験的に学ぶことを目的に来館されています。

 「納得工房」は見るだけでなく、手で触れたり身体で感じるなど五感をフルに使って住まいについて学べる施設です。 職場体験、総合学習、専門知識の習得など幅広く学校の要望に応えながら教育支援に取り組んでおり、小学生から大学生・専門学校生まで幅広く公開し、建築だけではなく生活や福祉などの学習施設として多数活用されています。

 2007年度は5,574人の学生が全国各地より見学に訪れました。徒歩5分の場所に宿泊施設もあり、遠方からの参加者も受け入れています。

 学習プログラムのひとつ「住まい体験学習」では、建築系・生活科学系・デザイン系の大学生を対象とした、 学校種別による推奨コースを設定して案内するなどの工夫をしています。2007年度は9大学、298名を受け入れ、専門学校生等を含めると、合計359名の学生が受講しました。特に生涯住宅ゾーンでは「GARO体験」と呼ばれる拘束器具や車いすなどを使用した障がい・老化・一時的ケガなどの身体的状態の擬似体験ができることから、 福祉や医療関係の各種学校や大学生の来館が増加し、さまざまな視点・角度から、研究や調査にも有効に活用していただいています。

体験学習の様子 体験学習の様子
体験学習の様子 体験学習の様子
体験学習の様子
体験学習の様子 体験学習の様子
 「納得工房」は、(財)社会経済生産性本部 エネルギー環境教育情報センター主催の「第17回2007年度エネルギー広報活動・広報施設表彰」において、「エネルギー環境教育情報センター運営委員長奨励賞」を受賞しました。本賞は、エネルギー環境教育の推進に対し顕著な貢献を行っている広報施設や企業、団体などが表彰されるもので、当社の取り組みが高く評価されたものです。
(関連リンク)
>>納得工房
「住まいの夢工場」での学校教育貢献
 全国6カ所に、お客様に住まいについて多くのことを体験していただき、納得のいく住まいづくりを考えていただくため、体験型施設「住まいの夢工場」を設置しています。また、住まいを通じて社会に貢献する企業として、小学生や中学生の皆様にもご利用いただくことで学校教育の支援にも取り組んでいます。2007年度は3,220名の学生の方々に体験学習を受講していただきました。

 小学校、中学校の学校教育という限られたカリキュラムの中では、体験を活かしながら「住生活」について学ぶ機会がほとんどないことから、当社と教育現場が一体となって、生活科、家庭科、総合学習の授業を利用して、住生活全般についての啓発を行っています。

 「住まいの夢工場」では、防災・防犯など、住まいの安全と安心、ユニバーサルデザイン、暮らしと環境、エネルギーなどのテーマを掲げ、楽しみながら体験学習ができるようさまざまな工夫をしています。

 体験学習プログラムのひとつに震度7クラスの揺れが実際に体験できる「安震館」での地震体験があります。ここでの体験は子どもたちの記憶に残るとともに、子どもたちが自宅でその体験を話題にすることで、そのご家族の防災意識が向上するという波及効果もあります。

 幼いときの印象深い体験は、いつまでも記憶に残るものです。子どもたちが、将来自分の家を建てるときに、この「安震館」での体験を思い出し、災害に強い住まいづくりを実践してくれること、そしてそのことが少しでも災害で悲しむ人を減らすことにつながることを願い、今後も多くの子どもたちを招いていきたいと考えています。
2007年度は3,220名の学生に来館いただきました。 2007年度は3,220名の学生に来館いただきました。 2007年度は3,220名の学生に来館いただきました。
2007年度は3,220名の学生に来館いただきました。
住まいの夢工場
1 東北 住まいの夢工場 宮城県加美郡色麻町大原8番地
2 関東 住まいの夢工場 茨城県古河市北利根2
3 静岡 住まいの夢工場 静岡県掛川市中1100
4 北信越 住まいの夢工場 富山県射水市有磯2-27-3
5 滋賀 住まいの夢工場 滋賀県栗東市下鈎333
6 山口 住まいの夢工場 山口県山口市鋳銭司5000  
(関連リンク)
>>住まいの夢工場
各地での教育貢献
 当社は、小学校から大学まで幅広い層の教育機関と連携して、社会学習や体験学習の実施に協力しています。
 2007年度は全国各地で展示場を利用した、環境、防犯教育、職場体験学習の受け入れ、出張授業への協力などを行いました。今後も引き続き教育現場と連携しながら、住まいづくりの事業を通じた次世代育成支援の一環として、教育貢献活動に取り組んでいきます。
全国での活動事例の一例
福島支店 中学生を対象に「住まい体験学習」実施
山形支店 中学生を対象に「耐震性能研究」実施
埼玉シャーメゾン支店 中学生の課外授業に協力、社会見学の受け入れ
千葉南支店 小学生の「体験学習」受け入れ
常葉シャーウッド住宅支店 小学生を対象に「快適な住まい」についての講義実施
静岡支店 中学生の「職場体験学習」受け入れ
北陸営業本部 専門学校生を対象に「建築デザイン」について講義
和歌山支店 中学校の総合学習として当社の事業活動内容を公開見学
山陰支店 中学生の「職場体験学習」受け入れ
新梅田シティ「新・里山」での教育貢献活動
 本社がある新梅田シティの公開空地内に「5本の樹」計画の考え方を取り入れた約8,000m2からなる「新・里山」を造成しています。雑木林、竹林、棚田、野菜畑、茶畑などを設け、野鳥や昆虫の生態系に配慮しながら、日本古来の里山の再生と庭や地域の自然との調和を目指しています。
 新梅田シティで働く人々や家族で構成したボランティア組織「新梅田シティ里山くらぶ」の農業体験や里山の保全活動、そして、当社従業員が講師役を務める教育支援活動においては、田植えや稲刈り、野菜の栽培、自然観察会などを行うなど、貴重な自然体験の場として幅広く活用しています。

 この「新・里山」を利用して、2007年度は以下の教育貢献活動を行ないました。

<大淀小学校5年生による「お米づくりの体験学習」>
 大淀小学校(大阪市北区)5年生約50名が、総合学習の時間を利用して「新・里山」の中にある約100坪の棚田で、田植えから始まり、除草作業、稲刈り、はざ架け、脱穀、精米まで、「お米づくり」の体験学習を行いました。

 機械を使わず、全て手作業で行うことに、「新・里山」での体験学習の良さがあります。同時に、無農薬有機栽培で育てたお米づくりを通じて、児童たちは自然・生態系についても学習しました。大淀小学校5年生が収穫したお米は、約17sとなりました。
田植えの様子 足踏み脱穀機の使い方を指導
田植えの様子 足踏み脱穀機の使い方を指導
<幼稚園児を対象とした「サツマイモの植え付けと収穫」>
 中大淀幼稚園(大阪市北区)の園児28名とその保護者の方が「サツマイモ」を植え、育つ過程では観察会に訪れました。収穫では当社の指導者が、サツマイモとジャガイ モの実の付き方の違いなども解説。サツマイモの収穫を絵に描くなど、園児たちの思い出になったようです。

 このように「新・里山」での体験学習は、単なる農業体験学習に留まらず、生態系の維持・保全や「食育」までを含んだ活動となっています。
保護者と一緒にサツマイモを収穫する園児たち 園児たちが描いた「おイモ掘りの絵」
保護者と一緒にサツマイモを収穫する園児たち   園児たちが描いた「おイモ掘りの絵」
インターンシップの実施
 当社は、次世代の職業人育成を支援することも企業の社会的責任であると考え、大学生のインターンシップを実施しています。

 2007年度は、これまでに実施してきた総合住宅研究所を利用した実習や研究サポートを体験するプログラムに、新たに実際の住まいづくりの現場でのプログラムも加え、「住空間創造体験コース」「住環境研究開発コース」の2つのコースを設置、実施しました。
 また、「サスティナブルサミット」〜日本の危機を救え!〜と題し、社会への提言を行うワークショップ型インターンシップも実施しました。

 「住空間創造体験コース」では41名の学生を受け入れ、総合住宅研究所での住まい体験学習、事業所での設計実習、施工現場体験、展示場・まちなみ見学など幅広く業務を経験していただき、最終日には本社でプランニング発表会を開催しました。また、「住環境研究開発コース」においても8名の学生を受け入れ、総合住宅研究所の各研究所で研究実務を体験していただきました。
総合住宅研究所での住まい体験学習 総合住宅研究所での住まい体験学習
総合住宅研究所での住まい体験学習
 「サスティナブルサミット」には、東京で41名、大阪で46名の学生が参加。環境問題や少子高齢社会、コミュニティの崩壊など、現代社会が抱えるさまざまな課題に対して、学生の視点からの自由な発想のもと、さまざまな解決策を打ち出しました。最終日にはグループごとの提言発表とともに、当社の取り組み事例発表も行い、充実した9日間を無事終了することができました。
「サスティナブルサミット」の風景 「サスティナブルサミット」の風景
「サスティナブルサミット」の風景
大阪芸大とのコラボレーション
 当社が学生とともに住空間のデザインを考える商品企画プロジェクトを実施。ワークショップの開催や指導を行いながら斬新なアイデアを広く公募しています。

 2007年度で3回目を迎えた大阪芸術大学との産学協働プロジェクト。コンペテーマは“Real Size Thinking”と題し、「次世代の住生活デザイン」としました。初年度、次年度とも優秀作品を商品化につなげようとしたものの、技術的に現実離れし難航したことを踏まえ、プロジェクトとしては初めて原寸模型の制作を加え、よりリアリティのある提案を募りました。期間中、商品開発部のメンバーが学生向けにコメントセッションを行うなど、コンペ形式をとりながらもワークショップを重視。一次の書類審査で69作品から27作品を選び、縮尺模型による二次審査を経て、三次審査に残った9作品がグループ単位で原寸模型を制作。最終審査に残った3作品については、業者が制作した原寸模型による審査で最優秀賞を決定しました。これらの成果から、商品化も視野に入れた検討を行っています。

 「手間や時間はかかりますが、商品開発部のメンバーにとっても、よい刺激になりました。社内で議論するのとは異なり、第三者であるピュアな学生たちを相手に何を伝えるかということを学ぶことができました」(商品開発部 田中まほみ)。プロジェクトは商品開発という目的にとどまらず、学生に一分の一(実寸)模型の制作監修をさせるという、実践的な教育効果も生まれました。CSRの観点からも、将来をリードする企業としての社会的責任を果たすという意義も新たに加わりました。今後は参加大学の増加を図り、より幅広い取り組みにしていきます。
最優秀賞「癒しの光り」
最優秀賞「癒しの光り」
建築学科 中嶌安理、泉谷葉子、高山佳子、尾崎未希、川村達哉
生活空間の中で癒しとは何かを考え、和室の明かりを思い浮かべてデザインされています。「中に入ってみたくなるような空間の魅力がある。軽量化して組立てが簡単にできれば商品化の可能性がある」と当社商品開発部の田中も評価。
商品企画プロジェクトの模様
約6カ月にわたって、4回の審査とともに、都度ワークショップやコメントセッションなどが行われました。
「まんがでよくわかるシリーズ」『住まいのひみつ』を発刊、寄贈
 当社は株式会社学習研究社(本社:東京都大田区、社長:遠藤洋一郎。以下、「学研」)発刊の人気シリーズ「まんがでよくわかるシリーズ」の第28巻『住まいのひみつ』制作にあたり、その企画と取材・編集に全面協力しました(2007年3月31日初版発行)。

 学研「まんがでよくわかるシリーズ」は各企業の協力のもと、小学校3〜4年生向けに、子どもたちが抱く世の中の疑問や不思議をまんがでわかりやすく説明した、まんが単行本です。各巻のテーマに沿って幅広い知識を得ることができ、年間5〜6冊発行され、『住まいのひみつ』はその第28巻にあたります。

 本書は当社の取り組みの1つである、住まいを通じた温暖化防止活動「アクションプラン20」や、自然環境との共生「5本の樹」計画など、「住まい」と自然環境のつながりを主人公の少年少女と森の妖精のふれあいを通じて紹介しています。更には「家族のコミュニケーションを考えたプランニング」や「断熱性・耐震性」など住まいづくりにおいて必要な基本知識も習得できる内容となっています。

 この学研「まんがでよくわかるシリーズ」は非売品となっており、一般書店では販売されていないため、当社では本書『住まいのひみつ』を全国の小学校約23,000校と公立図書館約2,600館に寄贈しました。本書の発行は、次世代を担う子どもたちへの環境保全の意識啓発や教育を意図しており、既に取り組んでいる「Dr.フォレストからの手紙」をはじめとした、当社の社会貢献活動、中でも教育貢献活動のひとつと位置づけています。
     
本冊子をご希望の方は、アンケートにご協力頂ければプレゼント致します
まんがでよくわかるシリーズ まんがでよくわかるシリーズ
(関連リンク)
>>「未来への責任」2.地球温暖化防止活動「アクションプラン20」
>>「5本の樹」計画
>>Dr.フォレストからの手紙
環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」
 当社は、快適な住まいづくりで永年培ってきた造園・緑化事業の豊かな経験の蓄積を、「Dr.フォレストからの手紙」という児童・生徒向けの体験思考型自然教育プログラムとして立ち上げています。これは、当社の環境・CSR活動の一環として実施しているもので、Dr.フォレストという謎の人物からのミッションをクリアしていく子どもの関心をひくスタイルで、子どもたちがもっと身近に自然と向き合う機会をつくり、生態系や自然と共生することの大切さや命の尊さに気づく機会の創設を目的としたものです。

 このプログラムのベースとなっているのは、「5本の樹」計画です。里山を訪れる鳥や蝶などが好む実や花をつける樹木と、そこに成育する動植物が関わりあうことで共生し豊かに繁栄している自然環境に注目し、自宅に地域の生き物にとって価値の高い樹種を選んで植栽することで、蝶や鳥が集う庭づくりを提案する全く新しい庭造りの考え方です。

 このプログラムは、本来、ホームページから、研修用教材・指導マニュアルなどを無償でダウンロードして自由に利用できるシステムですが、実際の指導方法についてさらに関心をもった教育関係者からの依頼に基づく研修も増えています。2007年度は、3箇所の教育委員会と連携して教員向けの研修を実施しました(のべ参加者55名)。また、研修会に参加した教員の属する学校を中心に講師派遣の要請もあり、小学校4校、中学校1校で出前授業も実施しました(のべ参加者282名)。

「Dr.フォレストからの手紙」の体験学習を推進
詳しい内容をご紹介しています

Dr.フォレストを学校に呼ぼう プロジェクト!

ケース1:堺市立錦西小学校 4年生
水辺を取り巻く自然に関して日ごろから学習しており、そのステップアップとして「グリーンネットワーク」や「5本の樹」計画を考察。生物のつながりおよび自然界における生態系について考えました。

ケース2:杉並区立和田中学校 1年生
「Dr.フォレストからの手紙」から得た知識を活かし、自然環境の保全につながる理想の庭をクラスごとに提案。同席した積水ハウス担当者とのディスカッションを通して、人間の手で自然環境を再現することの大切さを学びました。

ケース3:豊中市立豊南小学校 4年生
用意された3種類の葉っぱと同じものをチームで探し出すなど、ゲームを楽しみながら校庭や公園の自然を調査。観察力を養いつつ、自分の身の回りの在来種と外来種の存在について知ることができました。

ケース4:羽曳野市立駒ヶ谷小学校 いきものクラブ
土曜日に課外活動を行っており、主に河川付近の自然について見識を深めています。今回、陸地に生息する昆虫や植物にフィールドを広げたことで、大きな枠組みで生態系をとらえることができるようになりました。
身近な自然に親しみながら、生態系などを学習
身近な自然に親しみながら、生態系などを学習
(関連リンク)
>>Dr.フォレストからの手紙
住文化の向上・教育貢献の考え方・方針住文化の発信教育貢献