緑量のバランスを考慮した「5本の樹」計画の庭は、生き物が生息しやすい環境をつくるだけではなく、住まい手にも種々のメリットをもたらします。例えば、野鳥のえさ場となる実のなる落葉広葉樹は夏には緑陰によって強い陽射しを遮るだけでなく葉の蒸散作用で冷気を生み出し、冬は葉を落とした枝の間から暖かな日差しを住まいの中に取り入れて冷暖房エネルギーの削減に貢献してくれます。また、常緑樹は一年中緑の風景を保ち小さな野鳥たちが猛禽類などから身を隠す避難場所になりますが、そこに住まう人にとっては通りからの目隠しとなってくれます。

落葉樹の性質を生かし、夏は涼しく冬は暖かい住まいに。

四季折々の色彩や、樹々が風に揺れる音、野鳥のさえずり・・・。
庭は、目に耳に心地良い時間を日々もたらしてくれるものです。また、子どもたちがのびのび遊べるキッズガーデンや旬を味わう菜園ガーデンなど、思い思いの時間を過ごしながら住まいへの愛着を育むことができるのも、庭の喜びのひとつ。庭が有ることで暮らしの楽しみはぐんと広がります。

さまざまな色や形、わくわくする音、におい、手触りなど、自然ほど子どもたちの五感を豊かに育んでくれる先生はありません。ある調査では、子どものころの自然体験が豊かな人ほど大人になってから「なんでも最後までやり遂げたい」「もっと深く学びたい」といった意欲・関心が高いことが明らかになっています。

身近な自然に出会ったら、
名前や生態を知りたくなります。
その関心が「学ぶ力」を養います。

単位:% N=5,000(20~60代の成人)
独立行政法人国立青少年教育振興機構
『子どもの体験活動の実態に関する調査研究』(2010年)より
※四捨五入しているため合計が100%にならない箇所があります。