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取り組み一覧
目標と実績
総括と展望
 2005年度は、大きな目標である「新築現場ゼロエミッション」を予定より3カ月前倒しで達成することができました。従業員や協力工事店が一体となって協力し、現場や自社の資源循環センターで徹底した分別を行った後、信頼あるリサイクルルートに引き渡すという透明性とトレーサビリティの高いしくみで困難な課題を実現できたことを大変誇りに感じています。

 また、2005年4月発表の「サステナブル宣言」に基づいた「アクションプラン20」においても、太陽光発電の提案強化策が下期から開始したにも関わらず、倍近い出荷を達成し、期末には過去最高を記録するなど順調です。
 個々の取り組みについては、満足のいくレベルばかりではありませんが、今後はサプライチェーンとの協働といった大きな視野での環境戦略が鍵になると考えており、一層取り組みの質を高めてまいります。

↓エネルギー
↓化学物質
↓資源
↓その他
環境担当 取締役・専務執行役員 森本彰
取締役・
専務執行役員
森本 彰
環境担当
取締役・
専務執行役員
森本 彰
自己評価の基準について
◎…最終目標を前倒しで達成 ○…当期(数値)目標を達成 △…達成できなかったが目標に近づいた
×…目標に向けた改善ができなかった
エネルギー
環境技術部会
  評価
2005年度目標・実績: 太陽光発電システム出荷容量
目標:2,000kW
実績:2,690kW
実績に対するコメント: 2005年度は地球温暖化防止を推進する「アクションプラン20」を実施した結果、2004年度の1,453.6kWを大幅に上回る2,690kWの出荷実績を達成することができました。
2006年度目標: 太陽光発電システム出荷容量8,000kW
2005年度目標・実績: 高効率給湯器の普及率
目標:30%
実績:26%
実績に対するコメント: 「アクションプラン20」で、潜熱回収型給湯器の標準化やヒートポンプ式給湯器の推奨に取り組み、高効率給湯器全体では2004年度採用率12%を大きく上回りました。下期取り組みのため目標値には達しませんでしたが、これからも採用率を高めていきます。
2006年度目標: 高効率給湯器の採用率70%
2005年度目標・実績: コージェネレーションシステムの採用率
目標:6%
実績:7%
実績に対するコメント: 「アクションプラン20」により、採用率が2004年度の3%から7%へと増加し、目標である採用率6%を達成することができました。今後も給湯エネルギーの削減を進めていきます。
2006年度目標: コージェネレーションシステムの採用率20%
2005年度目標・実績: 既存住宅に関する断熱改修の推進
実績:10,355m2
実績に対するコメント: 開口部交換面積は10,355m2となり、下期前年比は5.3倍と大幅な伸びを達成することができました。
2005年度目標・実績: 家庭用燃料電池の導入
目標:50台
実績:6台
実績に対するコメント: 2005年度の実績は導入決定の物件も含めて16台となり、目標には達しませんでした。普及期に向けた取り組みはもう少し先になると考え、当面は導入物件の実データの収集や分析に注力し、燃料電池を活かせる住まいを考えていきたいと思います。
2005年度目標・実績: オリジナル省エネナビゲーションの開発
実績に対するコメント: オリジナル省エネナビゲーションを試作し、研究モデル棟に試験導入、効果検証を実施しました。
環境生産部会
  評価
2005年度目標・実績: 生産によるCO2排出量を1997年度比8.0%削減
(CO2/m2
実績に対するコメント: 照明器具・設備等の省エネ化、排熱利用の効率化を図りましたが、新規設備(浅井工場他)の導入により出荷面積当たりのCO2排出量は増加しました。2006年度以降の目標値はISO認証との目標とあわせ、1999年度の数値を基準とします。2006年度は、バイオマス発電装置稼動および灯油のLNG化などの省エネ推進により、基準値比8.0%削減をめざします。
2006年度目標: 生産によるCO2排出量を1999年度比8.0%削減(CO2/m2
2005年度目標・実績: 輸送によるCO2排出量を1997年度比5.0%削減
(CO2/m2
実績に対するコメント: 分納による出荷台数および新築現場ゼロエミの回収便増加に対し、積載効率の改善が及ばず、目標達成にいたりませんでした。2006年度以降の目標値はISO認証との目標とあわせ、1999年度の数値を基準とします。2006年度は改正省エネ法への対応を含め、出荷、回収、排出物処理にいたるまでの積載効率改善等、きめ細かな監視により、基準値比5.0%削減を目標とします。
2006年度目標: 輸送によるCO2排出量を1999年度比5.0%削減(CO2/m2
環境施工部会
  評価
2005年度目標・実績: 新築施工現場の効率的な廃棄物回収
目標:新築廃棄物の回収管理システム(ぐるっとメール)の全国運用
実績:ぐるっとメールの全国・全事業所対応体制の構築。運用実施
実績に対するコメント: 新築廃棄物の回収管理システム(ぐるっとメール)を、全国・全事業所で使用できる体制を整え、運用を開始しました。広域認定の取得とあいまって、さらに効率的な廃棄物の収集運搬を行っています。
2006年度目標: 2006年7月までに、ぐるっとメールシステムの全国運用
環境行動部会
  評価
2005年度目標・実績: 「環境共生住宅」認定制度活用の推進
実績に対するコメント: 全国で87棟が認定を取得しました。
2006年度目標: 2006年度建売「まちなみ参観日」物件はすべて「環境共生住宅」と「5本の樹」計画を実施。2,500棟を目標
2005年度目標・実績: 事業所環境負荷削減に向けたデータ収集
実績に対するコメント: 32モデル事業所を対象とした基準値を策定しました。
2005年度目標・実績: クールビズの推進
実績:本・支社クールビズ実施、7月〜10月空調28℃実施。本社ビル冬季22℃実験的に実施
実績に対するコメント: 設定温度1℃変更により1割の省エネ効果(空調冷水流量)を確認しました。
2006年度目標: クールビズの範囲拡大、継続的に実施。ウォームビズ、ドレスコード検討で空調設定温度3℃変更検討
化学物質
環境技術部会
  評価
2005年度目標・実績: 取り組み優先化学物質の選定
優先的に対策を検討する化学物質の選定を行い、ガイドラインとして公表
実績に対するコメント: 化学物質の使用量調査の結果、監視物質を選定することができましたが、代替設計の可能性まで考慮したガイドライン制定にはいたりませんでした。
2006年度目標: 監視物質を中心に代替設計の可能性まで考慮したガイドラインを策定するとともに一部の物質については具体的な設計変更を検討
2005年度目標・実績: 外壁パネル裏面接着剤の無鉛化:
接着剤の溶剤中に含まれるトルエン・キシレン等の化学物質を削減するために外壁基材と裏面鉄板との接着剤を溶剤系から無溶剤系へ変更検討
実績に対するコメント: 2005年度はさまざまな角度から技術的な検証を行いました。2006年度は部位ごとに量産検証を実施し、順次、使用量を低減していく予定です。
資源
環境技術部会
  評価
2005年度目標・実績: 設計地盤高さの最適化による排出土・客土の削減
実績に対するコメント: 効果的に排出土の削減量を削減できる設計地盤高さ算出するシステムを開発。導入に向けた社内研修を実施しました。
2005年度目標・実績: 廃ガラス利用建材の普及:経済産業省のプロジェクトとして開発された廃ガラス利用建材の商品化
実績に対するコメント: 研究段階を終え、量産化に向けた意匠・性能・製造技術等の検討を行いました。2006年度も引きつづき検討を進めます。
2005年度目標・実績: リモデル住宅の普及促進:買上げを行わない大規模リフォームを請負型リモデルとして位置付け、事業展開を検討
実績に対するコメント: 展開エリアを広げることで、請負型リモデルの普及を推進します。
2006年度目標: 木材調達に関するガイドラインを策定
環境生産部会
  評価
2005年度目標・実績: 出荷延べ床面積当たりの工場内廃棄物(専ら物含む)および、新築施工現場排出物を含む総排出物量を2004年度を基準として20.0%削減。
実績:削減率3.09%
実績に対するコメント: 2004年度の基準値18.43kg/m2に対し、2005年度は17.86kg/m2で3.09%の削減にとどまりました。ゼロエミッション活動により廃棄物の総量を監視する体制ができたので、工場排出物の汚泥削減、出荷部材のプレカット推進・オーダー見直し等の活動を継続します。
2006年度目標: 総排出物量を2004年度を基準値として20%削減
2005年度目標・実績: 再資源化率(マテリアルリサイクル率)
目標:90%
実績:78.7%
実績に対するコメント: 2005年度は新築施工現場廃棄物のサーマルリサイクル量が増加したため、基準値を下回ってしまいました。2006年度は、指標としては再資源化率そのものではなく、CO2削減に有効な再資源化率の見極めが必要との判断から、マテリアルフローを作成し、CO2削減量の評価手法を確立していきます。
2006年度目標: CO2削減の評価に有効な手法の確立
2005年度目標・実績: 新築施工時の廃棄物
2006年度末までに新築施工時の廃棄物をすべての事業所でゼロエミッション化
実績:7月に全社新築ゼロエミッションを達成
実績に対するコメント: 全国の新築施工現場から発生する廃棄物をすべて「資源循環センター」に回収、リサイクルし、埋め立て・焼却しないゼロエミッションを当初目標よりも早い、7月に達成しました。
2006年度目標: カスタマーズセンターの業務で発生する廃棄物のゼロエミッション化(解体廃棄物を除く)
リフォーム工事廃棄物の広域認定取得
環境施工部会
  評価
2005年度目標・実績: 新築施工時の廃棄物を2005年度末までに800kg/棟に削減
実績に対するコメント: プレカットや梱包見直し等、さまざまな取り組みにより廃棄物量は減りましたが、1棟当たりの廃棄物量は1,884kgと、基準値からの削減目標比は48%にとどまりました。
2006年度目標: 新築施工時の廃棄物削減体制を強化し、2006年7月までに新たな削減目標1,200kg/棟となる対策を実施
2005年度目標・実績: 目標:現場調達設備の梱包材削減
実績:一部実施
実績に対するコメント: 梱包材のリターナブル化を一部で実施し、部分的な取り組みを行いました。
2006年度目標: 梱包材削減対象範囲の拡大、削減仕様の標準化
2005年度目標・実績: 目標:石膏ボード端材削減工法の全国展開
実績:内装下地工法を標準化
実績に対するコメント: 従来よりも端材の少ない内装下地工法の標準化を行いました。
2006年度目標: 石膏ボード端材削減のための板取効率化
2005年度目標・実績: 目標:瓦端材の自社リサイクル製品開発
実績:シェルシャットスラブの開発
実績に対するコメント: 瓦工事で出た瓦の端材を破砕して、遮音性能を高めた床下地に用いるなど、有効な利用法を開発し、実施しています。
2006年度目標: 木製品端材削減対象品目の拡大
2005年度目標・実績: 目標:瓦のプレカット
実績:SH平瓦のプレカット実施
実績に対するコメント: SH平瓦をプレカットすることで、現場から出る瓦端材の量を約1/3に削減しました。
2006年度目標: 返品材・未利用材削減体制の構築
環境行動部会
  評価
2005年度目標・実績: 全社文具類グリーン購入率
目標:60%
実績:57%
実績に対するコメント: 2004年度より、全事業所平均文具類グリーン購入率は11%向上しましたが、目標には達しませんでした。事業所エコリーダーとの取り組みを強化した「エコリーダーズ・ネットワーク」を通じた取り組みを実施しています。
2006年度目標: グリーン購入率:60%
2005年度目標・実績: 再生紙(古紙100%)購入率
目標:100%(一部用紙を除く)
実績:85%
実績に対するコメント: 2004年度より、全事業所平均再生紙(古紙100%)購入率は18%向上しましたが、目標には達しませんでした。事業所エコリーダーとの取組み強化「エコリーダーズ・ネットワーク」を通じた取組みを実施しています。
2006年度目標: 再生紙購入率:100%
2006年度目標: 安全運転研修・イベントなどと合わせ、エコ・エコノミードライブ意識の向上を図る「8つのエコドライブ」実施により50km走行につき1ℓ削減。社用車1台:月間36ℓ削減
その他
環境技術部会
  評価
2005年度目標・実績: 年間植栽実績
目標:75万本(約4,400t-CO2/年)※1
実績:71万本(約4,200t-CO2/年)
「5本の樹」計画植栽割合の向上
実績に対するコメント: 年間植栽本数は約71万本で目標には達しませんでした。1件当たりの植栽本数平均は38本で、「中高木」植栽のうち約3割が「5本の樹」選定種となっています。
2006年度目標: 「まちなみ参観日」建売物件すべてに「5本の樹」計画の樹種を植栽
植栽本数100万本
2005年度目標・実績: グランドメゾンの緑化率
目標:分譲マンションにおいて緑化面積/敷地面積を15%以上
実績:25.2%
実績に対するコメント: 当社の分譲マンションは緑量の多さをひとつの特徴としているため、2005年度も25.2%と目標を達成。今後もこの基準を維持することを目標として取り組みを推進します。
環境行動部会
  評価
2005年度目標・実績: 環境研修推進
事業所環境活動推進
実績に対するコメント: エコリーダー改選に伴う新体制における「環境行動部会」の方針の推進を実施しました。
エコリーダーズフィールド研修を2営業本部対象に実施し、約40名が参加しました。
2006年度目標: 「積水ハウスの森」ボランティア実施
和歌山県と植林・森林保全委託契約を結び当社の社会貢献と自然教育フィールドとする「5本の樹」該当樹種を中心に植林を実施
※1  植栽によるCO2年間固定量を(財)日本造園学会「ランドスケープ研究」により1月当たり0.488kg-CO2/本で算出
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