平成13年9月7日
楽しみながら住まいづくり
体験型提案学習施設
『住まいの夢工場』
グランドオープン

 積水ハウス株式会社は、平成13年9月7日(金曜日)当社関東工場(茨城県猿島郡総和町)内に「住まいの夢工場」をグランドオープンします。
 「住まいの夢工場」は、新しいお住まいをご計画されているお客様を対象とした、当社のモデルハウスを利用しながら従来の展示場とは全く異なる体験型提案学習施設です。住まいに関する多数の実物や実験施設をご覧頂けるだけでなく、モノに触れて、動かしてなど、楽しみながら当社製品の高い性能や品質そして当社が長年培ってきた住まいづくりの各種ノウハウを体感頂こうというものです。
 「住まいの夢工場」は、失敗の許されない家づくりの過程で、完成時のイメージを実物で検証し、通常は確認できない強度などを実験により確認頂き、お客様により満足度の高いお住まいを、納得のうえ建築頂こうとの趣旨で企画したものです。

 従来より当社では、お客様にお住まいをお引渡ししてからも、長期間にわたり高いCS(Customer Satisfaction = 顧客満足)が維持できるよう、各種の施策を実行して参りました。
 その一環として、平成2年秋には当社の30周年記念事業として設立した「総合住宅研究所」(京都府相楽郡木津町)内に、体験学習施設「納得工房」を設置しました。この施設は、現在では年間3万5千人にもおよぶ多数の来場者を迎える規模となっています。また納得工房の設立趣旨に添った施設を全国に展開するとともに、平成9年10月には関東工場内の試作棟スペースを使い、「住まいの夢工場」を設置し、現在まで累積で約6万5千名の来場者を数えるに至っています。
 従前の「住まいの夢工場」におきましても、「いつもいまが快適」をテーマとする「生涯住宅思想」のもとに、永く安全で快適に住み続けて頂ける住まいづくり、街の財産となる住まいづくり、環境や自然と調和する住まいづくりを進めるにあたり、当社が培って参りましたハードからソフトに至る様々なノウハウを結集し、大変好評を頂いておりました。

 このたび、従前の6つのテーマ館に「ユニバーサルデザイン館」、「遊心館」及び「βシステム構造・技術館」の3館及び「ビオガーデン」を新たに加えました。
 このリニューアルオープンした「住まいの夢工場」をフルに活用し、お客様に対し今期より展開している「コンサルティング・ハウジング」の実践のひとつとして、よりきめ細かな住宅づくりのアドバイスを展開し、関東一円での一層の営業力・競争力向上を図ります。

「住まいの夢工場」設立の趣旨

平成9年3月、関東工場にある住宅モデル棟(当時14棟)の有効活用方法として、"お客様に体験・体感を中心にして頂けるような、工場にしかない独自の体験館の創立"が提案され、5月にはプロジェクトを発足し、企画・設計・製作に入りました。
 プロジェクトチームは第一線の声を最大限に反映するため、関東一円の営業拠点の営業及び設計担当者を中心に組織し、それに本社の設計スタッフや工場の担当者が補佐する形で、三位一体となって『見て・聞いて・触って』をキャッチフレーズにアイデアを結集しました。
 これにより、お客様に住まいという夢を『支える・広げる・形にする』住まいの夢工場が完成したわけです。

【位置付け】

@ 住宅モデル棟における実体験ゾーンで、暮らし体験による最新鋭・最先端の情報を提供する拠点とする。
A 関東圏に向けたユーザーの住まいづくりに対する学習施設の拠点とする。(西の「納得工房」に対して、東の「住まいの夢工場」)
B 大規模バス見学会や、販売促進の利用動向を踏まえた、高感度の展示施設として情報発信の拠点とする。
C 住宅モデル棟を利用した営業、販売促進活動のプレゼンテーション拠点とする。
このことに基づき、住宅モデル棟の継承と新しい発展にむけて、先進情報や研究成果を継続的に追加、反映し、来場者の興味、関心の継続化を図り、参加率の高い体験学習の要素を充実する。 日本人の社会・文化・生活空間の謎解きをテーマに、積水ハウスの魅力を伝え、住宅トップメーカーとしての信用と価値を内・外に発信する。 との位置付けで開発いたしました。

【新しい住宅モデル棟のコンセプト】

@ 積水ハウスの研究・技術開発の成果としての試作棟・モデルハウス。
A 積水ハウスの技術力・開発力・提案力をバックにお客様に「なるほど、そうか」と納得していただける体験学習展示棟。
B サービス施設としての受付、打ち合わせ室、休憩所、トイレ、駐車場、など。
C 住宅モデル棟敷地全体を個別のエクステリアを含め、樹木、花を中心に公園化。
以上、4つのイメージのもと お客様に、住まいづくりという夢を『支える』・『広げる』・『形にする』、 「住まいの夢工場」が誕生しました。

今回オープンした施設の特長

※なお、当施設は完全予約制です。見学お申込は最寄の営業所を通じてお願い致します。
(取材依頼については本文最後に記載の 広報部 宛にお願いします)


 遊心館 

企画コンセプト

@ 様々な和室を学び、体験する
A 積和室の打ち合わせ場所を設け、お客様のニーズを聞き取る
※都心を少し離れた地域での農家の本家等、在来和風の要望にこたえ当社でも和風(和室)を 積極的に提案できる事をアピール
B 積水ハウスの新しい和室の提案
※格式・材料にこだわらず在来とは違う、積水ハウスらしい新和室
これらをもとに、お客様に和室づくりを楽しんでいただきます。

ポイント

外構: 和風イメージの外構(エクステリア)づくりの体験コーナー
1階: @ 和室の格式(真しん・行ぎょう・草そう)はどんなイメージかを考える
※真・行・草(日本的和室文化として伝えられている、武家屋敷から民家までの様式・格式の違いによるそれぞれの部屋のしつらえを表すもの。真がもっとも格式ばったもの)の 和室を設置して、素材の組み合わせ、壁、天井の仕上げや床の間、書院のつくり込みをし、それぞれのイメージを考える。
A 真+草の和室をつなぎ、二間続きの和室を体験する
※二間続きの和室は、冠婚葬祭または客間空間としてまだ地方ではニーズが高いが、一般の展示場では確認しにくい場合が多いため、実際の部屋の大きさを実感する。
B 茶室、水屋、広縁の設置
C 和室の作法、「言い伝え」を理解する
D 書斎・家事室の家具展示
2階: 積水ハウスの新しい和室の提案
@ 床の間・造作部材の展示
A 茶の間
B 都市型和室
C 和室の照明体験
D 床構え、神棚・仏壇等の展示

 ユニバーサルデザイン館 

ユニバーサルデザインとは?

高齢者、障害者を対象に、バリアを取り除こうという「バリアフリー」の考え方は定着してきましたが、これを包括し、可能な限りすべての人に利用可能であるように、製品や環境をデザインしようという考え方が「ユニバーサルデザイン」です。 積水ハウスでは、世代や身体状況を超えた、全ての方に「いつもいまが快適」を提供しようという「生涯住宅思想」を確立し、ユニバーサルデザインを先取りした安全・安心と心地よい使い勝手を考えた住まいづくりを展開してきました。

企画コンセプト

@ 当社が追求する住宅のユニバーサルデザインを、体験学習を交えて分かりやすく紹介し、家族みんなにとって快適な住まいづくりを提案する。
A エクステリアにも配慮し、車いす利用者はもちろん、誰もが訪れやすい館とする。

ポイント

外構: エクステリア体験(ウッドデッキ、スロープなど)
1階: チャレンジングデザインフロア
住環境に特別なニーズを持つ方への配慮設計を中心としたフロア。またガロ体験*により、これからの長寿社会にふさわしい住まいづくりを考える。
*ガロ(GARO)体験:障害・老化・一時的ケガなどの身体的状態を拘束器具や車椅子などを使って擬似体験することを通して、長寿社会につながる住まいづくりを体験するもの。GAROはGulliverの「G」(寸法)、不思議の国のAliceの「A」(環境)、Robotの「RO」(身体拘束)の文字をとった当社オリジナルの造語です。我老(われおいる)にも通じます。
@ エレベーター、階段昇降機、段差解消機などの昇降装置体験
A 車イスや拘束器具を用いたガロ体験
B 空間別チャレンジングデザイン(浴室、便所、キッチンなど)
C 介助が必要な方を想定したプランニング事例
2階: ベーシックデザインフロア
ユニバーサルデザインの考え方に基づく、当社のモノづくりや研究テーマの紹介を効果的に行なえるフロア。年齢・習熟など様々な視点から、住まいの安全性・容易性を追求する。
@ イントロダクションゾーン
ユニバーサルデザインって何?
A 照明ゾーン
LED照明体験など、住まいの安全性と照明の関係を考える
B イベントゾーン
ユニバーサルデザインの視点で当社が研究しているテーマを随時展示(家庭内事故「子供の安全を考える」など)
C モノ語りゾーン
ユニバーサルデザイン思想にもとづいた当社オリジナルの浴室、洗面、トイレなどモノづくりの開発の経緯を紹介
D 認知、判断(習熟)を語るゾーン
コンロ、水栓などを例に「認知・判断のしやすさ」を体感する
E 使いやすさ体感ゾーン
建具、把手の体験

 βシステム構造・技術館 

企画コンセプト

当社独自の3階建梁勝ちラーメン構法(βシステム構法)は、通し柱が不要でプランの自由度が高く、広々とした空間を実現できる世界初の構法であり、日本の都心の住宅事情にマッチしたものです。その優位性を含め、3階だからこその必要な強さと安心の技術と機能を体験し、当社の3階建へのこだわりを理解・納得してもらおうというものです。

ポイント

1階: @ 基礎配筋とアンカーボルトの実物モデル展示
A 基礎配筋機械式継ぎ手の圧着体験
・当社が3階建のために独自に開発した業界トップレベルの堅牢な基礎の仕様をご覧いただきます。
B 実物断面カットモデル(基礎から1階床、天井まで)
C 構造スケルトン
・1階から3階までの梁・柱を外部から直に見ることができます。
2階: @ 梁勝ちラーメン構造・空間利用体験
・通し柱不要、コーナー窓すっきり、柱型が出ないという特長を柱を動かしてみるなどの体験で理解いただきます。
A 耐火被覆シートの比較展示
B 積水ハウスの3階建の歴史
C 溶接技術の紹介(「すみ肉溶接」の日本初の認定・実用化)
D ハイテンションボルト接合体験(梁・柱の接合体験)
3階: @ 飛来物衝撃実験(ピッチングマシンで外壁に硬球を当てる)
・台風や竜巻などの自然災害による被害を想定した実験。当社が3階建商品に使用するシェルテックコンクリート外壁やオリジナルセラミック外壁の強さを実感できます。
A 外壁取り付けに採用しているロッキング構法の仕組み
・地震時などに外壁に亀裂が入ったり脱落しないことを実験します。
B 外壁目地の秘密(変成シリコンシーリングの優位性)
C 溶接技術の紹介(「すみ肉溶接」の日本初の認定・実用化)
D 外壁展示

 ビオガーデン 〜「5本の樹」から始まる庭づくり

企画コンセプト

当社が『環境未来計画』にもとづきエクステリア事業で展開する「5本の樹」計画・「ビオガーデン」*を実際に体験できる場所です。平成13年3月の当計画の発表以降、各地にモデルとなるビオガーデンをつくってまいりましたが、今回の夢工場内のビオガーデンが最大の規模となります。
*「5本の樹」という名前には、「3本は鳥たちのために、2本は蝶たちのために」という思いを込めています。また、「ビオガーデン」は、全国を風土・気候にあわせて5つのブロックに分類、それぞれのブロックにおいて約100種の樹の中から5本を植栽として提案することによって自然との共生を図る、当社がお客様とともに進める「楽しみながら環境への配慮をかなえられる庭」づくり、環境行動です。また「ビオガーデン」は、ヨーロッパで生まれた「ビオトープ」の思想を日本の自然環境にあわせて発展させた当社オリジナルの庭づくりと樹木セレクトシステムです。

@ なつかしさのある、安らぎ空間で環境に対する意識を呼び起こす場所。
A 子どもたちの遊び場となり、感受性を高める場所。
B 「ビオガーデン」のモデルとして新しい庭の提案とする。

ポイント

広い敷地のメリットを生かし、「5本の樹」計画の基本コンセプトである「里山」の再生をイメージしています。約70種類の植物を植え、大きな池を中央に配してさまざまな生き物の憩いの場所をつくりだします。これらの植物はこの地域にもともと植わっていた植栽をメインにすることで、地域の生態系にも貢献し、また多くの生き物たちを育むことが可能になります。
@ ウエルカムツリービオガーデンの入り口のシンボルツリーです。
A 芝生の大きな広場開放的で緑に包まれた空間とし、ベンチで寛いだり、芝生で遊んだりできます。
B 里の滝水音としぶきを感じる空間とし、周辺の木々と山野草が季節感を醸し出します。
C 里の回廊なつかしい林の中での散策路。さわやかな林の中でリフレッシュできます。子どもたちには探検のスペースとして虫との出会いや色々な遊びを楽しめます。
D 水辺のデッキ池にせり出したデッキは、池の生き物たちと静かな時を過ごす場所です。自然の音や香りを楽しめます。
E 里の池ヨシ群に訪れる水鳥、水浴びに来る鳥たち、産卵に訪れるトンボやカエルなど、多くの生き物の生息生育する場所です。穏やかな水面に心癒されます。
◆主な樹種
クヌギ、コナラ、エノキ、ヤマモモ、ヤマモミジ、リョウブ、ヤマザクラ、カラスザンショウなど
◆生息生育する生き物(誘引目標)
ジョウビタキ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハクセキレイなどの鳥たち
アゲハ、カラスアゲハ、ヤマトシジミ、キチョウなどの蝶たち
メダカなどの魚たち
アキアカネ、シオカラトンボ、ガマガエル、ゲンゴロウ、カンタンなどの多くの生き物たち

概 要

名  称

「住まいの夢工場」

場  所

当社関東工場内 茨城県猿島郡総和町

敷地面積

7,000平方メートル (関東工場全体:18万平方メートル)

施設名称

(新設施設)
「遊心館」(和室館)
「ユニバーサルデザイン館」
「βシステム構造・技術館」
「ビオガーデン」

(既存施設)
「生活設備館」(センターハウスに併設)
「内装家具館」
「快適性能館」
「健康館」
「鉄骨系構造・技術館」
「シャーウッド(木造軸組)構造・技術館」
その他展示場5棟

グランド
オ−プン

平成13年9月7日(金曜日) 
(当初設立: 平成9年10月2日)

対  象

関東一円の当社見込み客

過去の累積来場者

6万5千人 (年間約1万7千人)

本件に関するお問い合わせ先
積水ハウス株式会社
広報部
TEL06-6440-3021
東京総務部
TEL03-5352-3111