Sekisui House News Release

平成19年4月3日
 

積水ハウスオリジナル 大臣認定「制震構造」
地震動エネルギー吸収システム「シーカス」(SHEQAS)

鉄骨系戸建新商品「イズ オーダー」を含むイズシリーズと
鉄骨系戸建新商品「ビー エコルド」に標準搭載

 積水ハウスでは、平成19年4月5日に発売する鉄骨系戸建新商品「イズ オーダー」と当社のフラッグシップ商品「イズ ステージ」を含めたイズシリーズ、及び鉄骨系戸建新商品「ビー エコルド」に、当社オリジナルの地震動エネルギー吸収システム「シーカス」を標準搭載いたします。

 地震(地盤)の振動は、建物に伝わることで建物を揺らし変形させます。地震による建物への被害をおさえるには、この変形量をおさえることが重要となります。「シーカス」は、耐震構造として頑強につくられた構造体の耐力壁の一部を、建物の揺れにブレーキをかける特殊なダンパーをK型に組み込んだ「シーカスフレーム」に置き換えることで、地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、揺れを吸収する制震システムです。これにより、大規模な地震が発生しても建物の変形を十分におさえるとともに、建物内外装への被害などを最小限におさえることが可能となります。

 

 昔から数多くの大地震を経験してきた日本において、当社は一貫して震災に強い住まいづくりを進めてきました。これまで基本としてきた「耐震」構造とオプション対応の「免震」構造に加え、このたび、新技術の「シーカス」を投入することにより、当社は「耐震」「制震」「免震」のフルラインアップを完成させました。

 また、「シーカス」は、国土交通大臣から安全をもたらす特別な構造と認められ、建築基準法の国土交通大臣認定「構造方法等の認定」を取得するとともに、国土交通大臣による「特別評価方法認定」を取得し、住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下、品確法)の性能表示制度による最高の耐震等級である「等級3」に標準で対応(※)します。

(※)プランにより最高等級に対応できない場合があります。また、地域、敷地条件、建物条件等により装備できない場合があります。


「シーカス」の特徴

(1) 「シーカスダンパー」で地震の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、建物の変形量を約1/2に抑制。構造躯体や内外装の損傷を大幅に低減できる。
(2) 繰り返しの地震に強く(地震後「シーカスダンパー」が元の位置に戻る)、耐久性に優れている。
(3) 粘弾性制震システムでは、はじめて建築基準法の「構造方法等の認定」と、品確法の「特別評価方法認定」の2つの国土交通大臣認定を取得。

※「シーカス」(SHEQAS)の名前の由来  SHEQAS・・・Sekisui House Earth-Quake Absorbed System

■「シーカスフレーム」(SHEQAS-FRAME)と「シーカスダンパー」(SHEQAS-DAMPER)

 「シーカスフレーム」は、軽量鉄骨造の軸組に地震エネルギーを吸収する「シーカスダンパー」(粘弾性ダンパー)をK型状に上下2本組み込んだフレームです。

【シーカスフレーム】

  「シーカスフレーム」に地震の力が加わると「シーカスダンパー」が地震のエネルギーを吸収し、熱エネルギーに変換して熱を大気中に発散します。その際の「シーカスダンパー」に生じる温度上昇はわずか2〜3℃程度です。
 「シーカス」は、耐震構造の耐力壁の一部を「シーカスフレーム」に置き換えることにより、震度「7」クラスの地震にも十分なブレーキをかけ、建物の揺れを制御するとともに変形量を約1/2におさえ、内外装への被害なども最小限におさえます。

 
 

  「シーカスフレーム」に地震の力が加わると、「シーカスダンパー」が地震のエネルギーを吸収し、熱エネルギーに変換します。
  平成18年11月、当社の総合住宅研究所で行なった実大振動実験において、サーモグラフィ画面を用いて、地震のエネルギーが熱エネルギーに変換されている様子を確認しました。

 

■「シーカス60」(SEHQAS-60)

 「シーカス」では「シーカスダンパー」の心臓部にあたるエネルギー吸収体に、高減衰で温度依存性が低く、かつ高耐久性を実現したオリジナルの特殊高減衰ゴム「シーカス60」を採用しています。
 「シーカス60」は、エネルギー吸収率約60%という優れた減衰効果を持ち、変形能力(伸び率)は約720%、さらに0℃〜40℃の間で特性がほとんど変わらない特殊な性能を実現しました。
 また、「シーカスダンパー」は、JIS  K6257(加硫ゴムの老化試験方法)-1993に準じた当社独自の社内試験を行い、建物の耐用年数に相当する耐久性を備えていることを確認しています。

■「シーカス」は2つの国土交通大臣認定を取得(粘弾性制震システムでは業界初)

建築基準法の「構造方法等の認定」

 「耐震構造」は、地震で倒壊することのない耐力を確保する構造として建築基準法に基づき運用されています。一方「制震構造」は、新しい地震対策として着目されはじめていますが、その構造は耐震構造とは異なる考え方に基づいています。こうした新しい構造、例えば超高層ビルや木造のドーム建築など一般的な耐震構造の範囲外の構造については、国土交通大臣の指定を受けた性能評価機関で専門の学識者による評価を受け、その構造が確かな場合にのみ国土交通大臣から認定書が発行されます。
 「シーカス」は、その安全性や効果について、耐震工学の専門の学識者による時間をかけた多角的な検証による評価を受けた結果、高い性能が認められました。

 

 

品確法の「特別評価方法認定」

 住宅の品質確保のために「構造の安定」等10項目でそれぞれに等級や仕様が示される品確法の性能表示制度は、建築基準法に基づいて定められているため、上記建築基準法の「構造方法等の認定」を取得していても、品確法に規定されている性能表示制度の評価基準ではその性能が評価できず、 通常は耐震等級も「1」となります。
 しかし、「シーカス」は「構造の安定(耐震性・耐風性)」について国土交通大臣による「特別評価方法認定」を取得し、性能表示制度でも最高の耐震等級「3」に標準で対応します。

 

(但し、プランにより最高等級に対応できない場合があります。また、地域、敷地条件、建物条件等により装備できない場合があります。)

 

「シーカス」は、粘弾性制震システムでは業界初となる国土交通大臣による上記2つの認定を取得しました。

■積水ハウスの「耐震構造」「制震構造」「免震構造」

         

       

 地震の力を受け止める部分に、鋼製ブレースをX型に組み込んだ耐力壁などの耐震部材を配置し、その耐震部材の踏ん張りで地震の揺れに抵抗する構造。

 

 耐震構造として丈夫につくられた構造体の一部を「シーカスフレーム」に置き換えることで、地震動エネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを吸収し、地震で揺らされる家にいわばブレーキをかける構造。

        

 耐震構造のように、地震に対して踏ん張るのではなく、基礎と建物の間に免震装置を設け、地震の力を建物に伝えにくくすることで、地震による揺れを大幅に低減する構造。(オプション仕様)

 

<本件お問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。