Sekisui House News Release

平成18年3月28日

積水ハウスの教育支援活動
〜次代を担う子供たちに「生態系」の大切さを発信する環境教育プログラム〜
「Dr.フォレストからの手紙」

 積水ハウスは、快適な住まいづくりの一環として長年取り組んできた造園・緑化事業を通じて培った研究成果やノウハウを基に、次代を担う子供たちを対象に環境意識の向上を目指した教育貢献プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を立ち上げました。

 ウェブ上で無償で提供するこのプログラムは、鳥や蝶が好む実や花をつけることにより自生する樹木とそこに集う生物が互いに共存関係にある「里山」に着目し、1本の樹からでも「里山」にみられるような自然環境を再現する庭づくりを推進する当社ならではのユニークな試みです。

 

 

 当社では「生涯住宅思想」のもと安全・安心で快適な住宅の建築はもとより、住まいづくりをトータルでサポートする事業に取り組んでまいりました。当社は住宅建築のみならず、住宅の資産価値を大きく左右する庭や外構、街並みの緑化において、わが国最大規模の造園業者でもあり、その実績は年間売上高で500億円以上にのぼります。

 教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」は、こうした造園・緑化事業の豊かな経験の蓄積を、環境・CSR活動の一環として次代を担う子供たちに向け提供するものです。身近にある自然に向き合う機会をつくり、そこに生息する動植物それぞれが関わり合うことにより成り立っている生態系や、生物多様性の大切さを訴えることで、「命」を思いやる気持ちを育もうとするものです。

 当社では、2005年に発表した「サステナブル宣言」に基づき持続可能な社会の構築への貢献に向けた事業活動を推進しており、体験型学習施設「納得工房」や「住まいの夢工場」において児童・学生の社会見学の受け入れを本格化するなど教育貢献活動にも取り組んでまいりました。今回の「Dr.フォレストからの手紙」は、ウェブ上でより身近なプログラムを提供し、その趣旨を広げることを目指しております。

環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」背景

今回のプログラムは造園・緑化事業の基本コンセプトである「5本の樹計画」の考え方がベースと なっています。「里山」にみられる鳥や蝶等の生物が好む実や花をつける樹木とそこに集う生物が 互いに関わり合うことにより共存・繁栄している自然環境に着目し、自宅の1本の樹からでも選定さ れた樹種を植栽することにより鳥や蝶が集う庭づくりを提案しています。
(※「5本の樹計画」の詳細につきましては、2001年3月1日発表のニューススリリースおよび弊社ホームページ の特集サイトをご参照ください。
http://www.sekisuihouse.com/exterior/bio/index.html

「生態系」環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」概要

1) 特徴と目的
身近な自然に興味を持ち、自分たちにできることは何かを考える体験思考型・環境教育プログラムです。そのまま使える教材が無料でダウンロードでき、また、自由にアレンジすることも可能です。謎の人物「Dr.フォレスト」からだされたミッション(課題)をクリアするというスタイルにより子供たちの好奇心を喚起し、生態系や在来種・外来種問題について考え、そこで得た新しい知識や視点、考え方をこれからの自分たちの活動につなげていくことを目的としています。

2) 対象
小学生4年生〜6年生(クラス単位での実施)。但し、教材のアレンジにより中学校でも実施可能です。

3) 配布方法
「キャリア教育プログラム開発推進コンソーシアム」(注)のウェブサイトを通じて無料で教材をダウンロードできます。
URL:http://www.career-program.ne.jp/program/sekisuihouse/index.html
また、プログラムを実施していただきアンケートに答えていただくと、「5本の樹」ポスターと「5本の樹」ポストカードをプレゼントいたします。

(注)「キャリア教育プログラム開発推進コンソーシアム」とは:教育貢献活動を真剣に取り組む企業が連携し、価値ある教育プログラムを協同で普及させることにより、教育現場を支援することを目的としたグループです。

4) 内容
「Dr.フォレストからの手紙」は、校庭などの身近にある自然をテーマに自然の生態系の大切さについて学び、生物や植物の生きるための工夫や課題の発見を通じて、自然や命の大切さに対する興味・関心を高めることをねらいとしています。学習は学校の緑を実際に調べたり、プログラムで準備されているスライドやビデオレター、ワークシートや図鑑を利用してすすめ、子供たちの積極的な参加と自発的な思考を促す体験思考型プログラムです。ティーチャーズガイドは授業進行ガイドとして、単元概要・指導案・教材の使い方など詳しく掲載しています。

授業の内容は、概ね、次の4つのステップで進行します(45分×11回を推奨)。

授業(1) 〜 生態系のしくみを解明せよ!!
「Dr.フォレスト」という謎の人物から手紙がやってきた!その手紙には「2050年までに地球上に存在する全動植物種の4分の1が絶滅するかもしれない」という内容が!自然環境を守る研究員になるための課題を出された子どもたちの活動がスタートします。最初の課題は、生態系のしくみに ついて考えること。生物の食べる、食べられる関係や、命の尊さ、自然界での生態系のしくみを考えます。

授業(2) 〜 生物と植物の関係を解明し、学校の緑をリサーチせよ!!
次の課題はクイズからスタート。クイズで外来種と在来種の存在について学んだ後に、学校の緑をリサーチし、 身近な緑について考えます。この活動を通して、絶滅種を減らすには、緑を増やすこと(特に在来種)が 不可欠であることに気付き、学校という身近な緑にも在来種と外来種が存在していることに気付きます。

授業(3) 〜 自然との共存のしくみを解明せよ!!
次の課題は「想像力を発揮して、自然との共存する仕組みを考えること」。植物の生きていくための工夫を想像した後に、 人間が自然と共存する生活をイメージして里山の生活を考えます。里山について、今まで馴染みのなかった子どもたちも この活動を通して、自然と共存をする工夫について知ります。

授業(4) 〜 緑をつなぐ計画を立案せよ!!
最終回では、謎の人物「Drフォレスト」がビデオメッセージで登場!ビデオメッセージでグリーンネットワークの考え方 (生態系を守っていくためには、動物が生息できる場所として緑をつなげていく考え方)を知り、 自然を増やしていくために自分たちにもできる取り組みがあることを知ります。 今までの課題をクリアし、晴れて研究員になった子どもたちは、「グリーンネットワークアドバイザー」として 自分達にもできる「緑をつなぐ計画」を立案して次なる活動へとつなげます。

 

 

<本件お問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
電話 06-6440-3021

東京総務部
電話 03-5352-3113