
「地震大国」と言われるほど地震が多い国、日本。世界の国土面積から見ればわずか0.25%の小さな国にも関わらず、世界中で発生したマグニチュード6以上の地震のうち、実に20.7%が日本で起こっているというデータがあります*1。また、ここ10年間だけでも、人が立っているのが難しいという震度6以上の地震が26回も発生*2しているのです。この国で毎日を安全に、そして安心して暮らすためには、地震への備えを無視することはできません。
住まいに関する最低限の基準を定めた「建築基準法」では、耐震性能についても一定の基準を設けていますが、地震による大きな被害が出るたびに改正を繰り返しています。そして今、政府が普及を推進している『200年住宅(長期優良住宅)』には、「建築基準法が定めるレベルの1.25倍の地震力にも倒壊しない*3」という、さらに厳しい基準が設けられています。より高度な耐震性能が求められる日本の住まい。それと同時に地震から暮らしを守る技術も、日々進化を続けているのです。
地震に強い住まいづくりをする上で、住まいの骨格にあたる「構造」は重要なポイントです。この構造における地震対策には、大きく分けて3つの種類があることをご存知ですか? 1つは「耐震」。地震の揺れに耐えられる頑丈な構造をつくるという考え方で、住まいづくりの基本でもあります。もう1つは「免震」。基礎と建物の間に特殊な装置を挟むことで、地震の揺れ自体を建物に伝わりにくくするものです。室内にいる人の恐怖感が緩和され、家具の転倒などによる二次被害も抑えられるのが大きな特徴です。
そして最後の1つが「制震」です。大地を揺るがす地震の力は甚大なもの。しかし一戸の住まいあたりにかかるエネルギーを調べてみると、1995年に起こった兵庫県南部地震クラスの揺れでも、なんと私たちがジョギング5分で消費できる程度*4でした。この地震エネルギーを吸収することで、住まいへの被害を抑えるのが「制震構造」です。従来は高層ビルや学校、病院などの大型建築物に使われることの多かった技術ですが、積水ハウスでは独自に研究を進め、戸建て住宅向けのオリジナル制震構造を開発。地震の揺れを吸収して熱として放散する革新的なシステム『シーカス』*5を実用化し、日本の住まいに安全と安心を提供していきます。
- *1 内閣府「平成20年版防災白書」より
- *2 1999年1月1日から2008年12月31日まで・気象庁「震度データベース」より
- *3 国土交通省「長期優良住宅の認定基準の概要」より
- *4 60kgの人が5分間かるいジョギングをした場合のエネルギーは約25kcal(厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」より)
兵庫県南部地震を想定(神戸海洋気象台で観測された地震波)した実験において、15秒の揺れで一棟あたり(延床面積約213平米、総重量約93t、鉄骨2階建てのダインコンクリート住宅)が吸収した地震動エネルギーは約25kcal - *5 積水ハウスはイズシリーズ、ビー エコルドに、制震構造「シーカス」を標準装備しています。
(一部地域により装備されない場合があります。)














