コモンクラブ Column|建築士に聞く住まいづくりのポイント

建築士に聞く 住まいづくりのポイント

Vol.008|美しい街並みとともに暮らす

ヨーロッパなどを旅すると、美しい街並みに見とれてしまった……。こんな経験がある人も多いのではないでしょうか。実は日本でも、美しい街並みは実現できるのです。ここでは、街路樹の設計や外壁との調和など、美しい街並みをつくるための工夫を紹介します。

「5本の樹」は美しい街並みに欠かせない

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美しい街並みを構成する要素はいくつかありますが、人が美しい街だと感じる要素のひとつに、豊かな緑があります。ですから、積水ハウスが進める「5本の樹計画」は、実はその家庭を豊かにするだけでなく、美しい街並みをかたちづくる大切な要素なのです。また、敷地の周囲を塀などで囲むのではなく、できるだけ街路と敷地を区切らない開放的な「オープン外構」緑で囲んだ「生け垣」などを採用すると、街全体が明るく、欧米の邸宅街のような開放的な印象となります。

ちなみに、敷地内が見えるオープン外構は、侵入者が通行人などから丸見えになるため、セキュリティ対策としても有効といわれています。どこにどのような植栽とするのかは、開発主体となる会社やオーナーの考え方にもよりますが、日本の地域やその土地にあった樹木、または家族を象徴するようなシンボルツリーを植えると、年月とともに、家と街とが熟成していくことができるでしょう。

建物の外観は素材、色味を統一していく

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さらに、街並みを形成する建物や外構部ですが、色調や素材が統一されていることがポイントになります。ここで大切なのは、建物すべてを同じ色や素材にするのではなく、建物そのものには個性をもたせながらも、色調や素材を揃えていくところです。たとえば、ポストや表札、カースペースなどは、ある程度の色味や素材を統一した複数のパターンのなかからセレクトするようにします。すると、1棟ごと、家族の個性は出るのに、全体で見たときに、統一されているように感じるのです。

また、100区画以上の大規模な宅地開発になると、1つ1つのブロックごとにコンセプトをもたせ、変化をつけるようにすると美しさはもちろん、住んでいる人たちの遊び心が感じられることでしょう。

美しい街並みをつくるには会社の実績が必要

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そのほかにも美しい街並みには、電線の地中化や歩道と車道のデザイン、街路樹や街灯など、複数の要素があいまってできあがります。行政や電力会社との調整も必要なため、大規模開発の実績がある会社が手がけないと難しいプロジェクトでもあります。

また、美しい街並みは1棟では実現できないため、長期に渡って街としての価値・魅力を保ちやすいといわれています。さらに、入居後は緑などの維持管理を通じて、住んでいる人たちのコミュニティが活発になるという指摘もあり、「街並み」は想像以上に良い影響を与えているようです。

積水ハウス 埼玉西支店 設計長 一級建築士 篠原弘幸氏からひと言!

美しい街並みを持った大規模開発では、道路と区画の設計なども弊社で担当、行政などと調整します。基本的には区画や道路のプランニングでは、不要な車以外、入り込まないような動線にしたり、ご近所の方が自然に立ち話できるようなコモンスペースを設けたりといった工夫をすることも。日本ではあまり認識されていませんが、街並みというのは大切な価値。住んでいる方が、仕事などから帰ってきたときに、“ああ自分の街に帰ってきたな”、そんなふうに自然と思えるような愛着ある街並みをつくっていけたらいいですね。

美しい街並みのポイント

作成日:2011年9月22日

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