キッチンは 自分ひとりの場所じゃない

Question Question

ご自宅のキッチンについて、どのような不満点がありますか? (トップ10、現在のキッチンが「不満」「やや不満」と答えた方による複数回答)

キッチンに対する不満点について、2007年と2018年の調査結果を比較してみると、多くの項目で不満度が下がっている一方で、「複数人で調理できない」ことへの不満が跳ね上がっていることがわかりました。10年以上経ってキッチン設備の機能はおおむね向上したものの、増えてきつつある「複数人で調理する」というシーンにはまだ対応しきれていないことがうかがえます。

夫婦や親子での調理シーンもめずらしくない風景に

家事の分担・協働の意識も背景にあるのか、複数人で調理できないことへの不満は30代以下の年代では過半数を超えます。30歳前後のパパには「子どもに家事を手伝わせたい」と思う方も多いようです。ときには協力してテキパキと、ときには家族そろってワイワイと…。不満の裏には、そんな調理シーンへの憧れも垣間見えます。

男性の炊事参加について聞きました。

フルタイムで働く妻がいる夫は、世代を問わず、朝食・昼食・夕食をそれぞれ1ヶ月に3~6日程度つくっているようです。何かと忙しい40歳前後の年代では実施日数はやや少なくなるものの、後片づけまで含めると、キッチンに立たない日のほうが少ないことがわかります。

Solution Solution

コミュニケーションの場としてキッチンを考える

キッチンは、「主婦の城」のような、家族一人のための調理の作業場としてではなく、家族それぞれが快適に、一緒に使っても不便のない空間としての役割も求められ始めています。家族のコミュニケーションの場としてキッチンを考えるなら、みんなで効率よく、楽しく作業できる空間にしてみませんか。 L型や二列配置型などシンクとコンロが一直線上に並んでいないキッチンスタイルは、シンク側の作業スペースにゆとりが生まれ、複数人で作業するのに適しています。休日は夫婦ふたりで、子どもと一緒になど、家族で料理をするご家庭にぴったりです。

作業台をプラスしたL型キッチン

効率的に作業できるL型キッチンに作業台をプラス。収納量も増え、簡易なダイニングテーブルとしても活躍します。

Source:

積水ハウス 納得工房 来館者アンケート「理想のキッチンについて」2018
調査対象:納得工房来館者
調査時期:2017年11月~2019年7月
積水ハウス 総合住宅研究所 「既婚男性の暮らしと住まいに関する調査」
調査対象:全国25~64歳の既婚フルタイム勤務男性で、配偶者およびお子さまと同居の方
調査時期:2017年1月~2月

編集・発行元:積水ハウス株式会社 納得工房

アクセス

〒619-0224 京都府木津川市兜台6-6-4

関連情報のご紹介

研究組織

総合住宅研究所

住宅の基本性能の検証や評価をはじめ、新しい構・工法の研究開発、 ユニバーサルデザインや新しい環境技術の研究などに取り組んでいます。

住まいづくりがまるごとわかる、体験型ミュージアム。

耐震のメカニズムや快適空間の理由など、難しい技術もわかりやすく体験・納得。全国の工場併設でライン見学も見どころ。(関西を除く。)※完全予約制

住まいづくりの実例をご紹介

建築実例
積水ハウスの住宅実例をご紹介

住まいづくりのご相談は積水ハウスまで

イベント

展示場・ショールーム
各地域で公開している住宅展示場や分譲住宅の他、住まいづくりに役立つイベント情報をご紹介。